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アドミッション・ポリシー

理学部

教育内容・特色

理学科での学修は、数学と理科の全分野に対応した7つの主専攻プログラム(数学プログラム、物理学プログラム、化学プログラム、生物学プログラム、地質科学プログラム、自然環境科学プログラム、フィールド科学人材育成プログラム)からなります。それぞれの主専攻プログラムでは、数学や理科の体系的教育を通して、理学全般の基礎と主専攻の専門的知識を身につけるとともに、種々の現象を理論や実験を通して理解し、的確に表現できる能力を身につけます。また、充実した野外実習科目を通して、野外の様々な場面で必要となる知識と技術と、それらを統合して多様な分野のフィールド活動に応用できる能力を身につけます。特に地質科学プログラムとフィールド科学人材育成プログラムではフィールド教育に重点がおかれます。

入学後は、入試の試験区分や選抜方法によらず、理学科の学生として理学の基礎教育を受け、理学の全体像を把握した後、2年次半ばに各主専攻プログラムへ移行します。
数学、物理学、化学、生物学、地質科学の各主専攻プログラムでは、主専攻の専門性を深める専門力プログラムと、主専攻だけでなく他専攻との学際分野も学ぶ総合力プログラムのいずれかを選択して履修します。自然環境科学プログラムでは、専門性を深めるために必要となる多分野の理学的知識を身につける専門力プログラムを履修し、またフィールド科学人材育成プログラムでは、理学部と農学部の授業を取り入れた独自のプログラムを履修します。

以上の各プログラムによって、それぞれの分野のエキスパートとして社会における諸問題に的確かつ柔軟に対応し解決する能力を育成します。

求める学生像・入学者に求める学力と入学者選抜方法

求める学生像・入学者に求める学力

  • 理論、実験、あるいは野外観察の知識と方法の習得を通じて能動的な学習態度を身につけたい人。
  • 習得した知識と方法を実践することによってより高度な専門的課題や社会の諸問題に臨機応変に対応し解決できる能力を身につけたいと考える人。
  • 数学や理科に興味を持つとともに他分野への応用にも関心がある人。
  • 数理や自然の法則の探究に興味を持って取り組む人。
  • 理学の各専門分野に意欲的に取り組む人。
  • 様々な個性や多様な能力を生かして、自らを成長させ、社会に貢献したいと考えている人。
  • 数学や理科の学習で得た知識に基づいた科学的な思考ができるとともに、主体的な学びの態度を身につけていることが望まれる。
  • 入学後の学修のため、数学は下記の科目の内容を履修していることが望まれる。また理科は、下記の科目のうち複数の科目およびその基礎科目の内容を履修していることが望まれる。
    数学:数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B
    理科:物理、化学、生物、地学

入学者選抜方法

一般選抜(前期日程)

高校卒業程度の基礎学力を身につけ、特に数学と理科について十分な基礎学力がある人を選抜する。
大学入学共通テストでは、5教科7科目の幅広い基礎学力をはかる。
個別学力検査では、多様な能力と意欲をもつ人を受け入れるため、検査項目とその評価の重点の異なる以下の3つの選抜方法を設定し、そのいずれかによって選抜を行う。

〇理数重点選抜:数学、理科、外国語の基礎学力、なかでも数学および理科の基礎学力に重点をおいて選抜する。
数学
理科(物理、化学、生物、地学から1科目)
外国語
〇理科重点選抜:理科の広い分野の基礎学力と外国語の基礎学力をはかり、選抜する。
物理、化学、生物、地学から2科目
外国語
〇野外科学志向選抜:理科や数学の広い分野の基礎学力にくわえ、フィールドワークや野外を対象とする自然科学分野に対する意欲と適性を面接ではかり、選抜する。
数学、物理、化学、生物、地学から2科目
面接

一般選抜(後期日程)

高校卒業程度の基礎学力を身につけ、大学での学習意欲の高い人を一括して選抜する。
大学入学共通テストでは、5教科7科目の幅広い基礎学力をはかる。
面接では、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力をはかる。

学校推薦型選抜

高校卒業程度の基礎学力を身につけ、特定の主専攻プログラムへの明確な志望動機があり、数学や理科に対する知的好奇心や探究心があるとともに学習意欲の高い人を主専攻プログラム単位で選抜する。なお、フィールド科学人材育成プログラムでは学校推薦型選抜は行わない。

  • 数学プログラムの志望者には、基礎学力試験によって入学後の学修に必要な学力を、面接によって数学に対する興味や関心、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。
  • 物理学プログラムの志望者には、基礎学力試験によって入学後の学修に必要な学力を、面接によって物理学に対する興味や関心、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。
  • 化学プログラムの志望者には、大学入学共通テストによって入学後の学修に必要な学力を、志願理由書によって化学に対する興味や関心と大学での学習意欲や適性を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。
  • 生物学プログラムの志望者には、大学入学共通テストによって入学後の学修に必要な学力を、志願理由書によって生物学に対する興味や関心と大学での学習意欲や適性を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。
  • 地質科学プログラムの志望者には、大学入学共通テストによって入学後の学修に必要な学力を、面接によって地質科学に対する興味や関心、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。
  • 自然環境科学プログラムの志望者には、大学入学共通テストによって入学後の学修に必要な学力を、面接によって自然環境科学に対する興味や関心、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力を、書類審査によって高等学校卒業程度の基礎学力を、それぞれはかる。

総合型選抜

高校卒業程度の基礎学力を身につけ、特に数学や理科に関するテーマで主体的な探究の学習成果をもつ人を一括で選抜する。
大学入学共通テストでは、4教科6科目の幅広い基礎学力をはかる。
本学が実施する試験では、数学や理科をテーマとするプレゼンテーション発表と口頭試問によって主体的な探究の学習成果、各主専攻プログラムに対する興味や関心、大学での学習意欲や適性、およびコミュニケーション能力をはかる。