留学体験談
山田 晃さん
2004年3月経済学部卒業
2006年3月現代社会文化研究科修了
現在県内新聞社に勤務
留学先:ハバロフスク国立経済法律大学(ロシア)
留学期間:2001年4月~2002年3月
【留学のきっかけ】
大学1年生のときに教養科目で第2外国語としてロシア語を選択しました。見慣れない文字や難しい文法に最初は戸惑いましたが、勉強していくうちに面白くなって、もっと深くロシア語を学びたいと思い、留学しました。また、1年生のころからロシア出身の多くの留学生と友だちになり、ロシアの文化や芸術などいろんな話をたくさん聞き、ロシア人やロシアという国に興味を持ったのも、留学するきっかけとなりました。
【留学先の情報収集方法】
留学先の大学が経済学部と学術交流関係にあったので、大まかなことは現地に詳しい先生方やその大学出身の留学生に尋ねました。ビザの手続き書類の依頼や、授業・滞在についての詳細や疑問点などは向こうの大学の担当者と電子メールで直接やり取りしました。
【留学先の授業について】
毎日2コマ計3時間のロシア語の文法や会話の特別授業を私ともう一人の日本人の2人で1年間一緒に受けました。授業は最初、英語とロシア語で行われていましたが、3カ月ほどしてからはロシア語だけで進められました。一時期は韓国やスゥエーデン、中国の留学生と一緒に机を並べたこともありました。毎日、膨大な量の宿題が課され、小テストなども頻繁にありました。
【住居環境について】
私は最初の3カ月はホームスティ、次の3カ月は学生寮、残り半年はアパートで一人暮らしでしたが、それぞれに長短がありました。今では、少しは改善したと思いますが、当時は7月から8月ごろまで学生寮ではお湯が全く使えず、毎日、冷たい水で寒さに震えながらシャワーを浴びていました。学生寮は大学から歩いて5分ぐらいの場所にあり、通学には便利でしたし、たくさん友だちもできましたが、住環境となると、断水や停電になることもよくありましたし、共同のトイレや炊事場などはいつも汚れていて、あまり快適とは言えませんでした。
【一ヶ月の必要経費】
当時、授業料は月200ドルでした。アパートの家賃は300ドルほどで、自炊をしていたので、食費は200ドル程度でした。そのほかを含めても、1000ドルくらいあれば十分だったように思います。正確には分かりませんが、今では授業料や家賃などは倍くらいに上がっていると思われます。
【留学のアドバイス】
留学前にもっとロシア語の基礎をしっかりとたたき込んでおけば良かったと反省しています。最初は、相手の言っていることが分からず本当に苦労しました。ホームスティ先の家族ともコミュニケーションがなかなかうまくとれずに、悩んだこともありました。知っている単語を使えば片言でも自分の意思は何とか伝えることはできます。しかし、自由に会話するとなると、聞き取りができないと話に入っていけません。向こうで生活するうちに徐々に耳は慣れましたが、日本にいる間にできるだけ、もっとたくさん聞き取りの訓練をするべきでした。留学前にどれだけ準備するかで、言葉の上達にはっきりと差が出てくると思います。
また、自分の国のことについて幅広い知識や教養を身に付けておくことも大切だと気がつきました。向こうで現地の人たちと接していると、日本の文学や歴史、伝統、習慣などいろいろなことについて、たくさん質問を受けました。どうしたら日本文化のことを、外国人に分かりやすく伝えられるか、普段からそういう意識を持ちながら、好奇心を持っていろんなことをどん欲に学ぼうという姿勢が大事だと思います。
今の仕事でロシア語を使うのは、翻訳を頼まれるときがあるという程度で、留学の経験が仕事に直接役立っているというわけではありませんが、一年間留学して良かったと思うことはいくつかあります。一番はこれから先もおそらくずっと付き合っていくことになるだろう仲間がたくさんできたことです。留学時に出会ったロシアや日本、中国、韓国などの仲間は私にとってかけがえのない一生の宝物です。是非、みなさんも留学で得た人脈を大切にしてください。きっとそこからまた新しい出会いや人とのつながりが生まれるはずです。
もう一つは外国に行って異文化の中で生活することで、人はみんな考え方も一人一人違うということを肌で実感できることです。多様な価値観や考えを持った人を受け入れたり、ひとつの物をいろんな尺度で見る幅広い視野を身に付けたりするためにも、若い時に外国で生活を送ることは、意味のあることだと思います。
森 真依子さん
法学部 法学科
留学先:アルバータ大学(カナダ)
留学期間:07年5月~08年2月
【留学のきっかけ】
新しい人と出会うことが好きで、英語が喋れるようになれば、その可能性が断然に広がると思ったからです。そして、自分に新しい場所で生活できる能力(適応力)があるかを試し、将来の職業を考える指針にしたいと考えていました。
【留学先の情報収集方法】
大学で催されている留学相談会に参加したり、カナダに留学した先輩方に話を聞かせてもらったりしました。あとは「地球の歩き方」。
【留学先の授業について】
大学の講義:課目→Sociology 人数はおそらく4、50人ほど。大学の授業の様子は、日本のものとかなり違うと感じました。こちらの学生達の授業に対する態度は能動的で、質問や軽いディスカッションが普通に行われます。そしてクラス中に飲食をしている生徒が居るのに驚きました(笑)とにかく学業に対するモチベーションはとても高いです。
語学学校:ESL(at University of Alberta)、ISS(at King’s University College)
私は2つの語学学校に行きました。一つはアルバータ大学の語学学校で、こちらの大学に入学する英語力を養うことを達成目標としています。レベル8段階、クラスは18人ほどで、レベルが上がるにつれ、会話中心のものからアカデミックなものに授業が変わっていきます。もう一つの語学学校は、特に会話力を伸ばすことを達成目標としています。文法はできるが会話力がない日本人や韓国人向けの学校です。人数はとても少なく4、5人ほどでアットホームな感じです。私はこの学校で、「生の活きた英語」をたくさん教えてもらっています。自分が何を学びたいかによって、語学学校を選ぶことは大切だと感じました。
【住居環境について】
(8か月間—寮)4人部屋でお風呂、キッチンが共同なので、なるべく時間が被らないようにしていました。個人部屋は壁が薄いですが、こぢんまりとした空間がなかなか居心地良かったです。ただカーペット上は埃やダニが多いと思われるのでアレルギーがある人は気をつけた方が良いです。これは運次第ですが、ルームメイトに恵まれれば楽しい生活ができると思います。
(その後今までの1か月半—ホームステイ)元気なお爺ちゃん、お婆ちゃん、そして韓国人のルームメイトとの4人で生活しています。エドモントンの冬はマイナス何十度という寒い気候ですが、寮もホームステイ先も暖房が良く効いていて暖かいです。ただその代わりとても乾燥しているのでクリームは絶対に必要です。周りをみると、ホームステイ先では食について結構トラブルが多いようです。味が合わなかったり、ご飯を作ってくれなかったりなど。お金を払っているのだから、その辺はしっかり主張することが大切です。「自分できちんと主張すること」がホームステイをうまく過ごすコツだと私は思います。
【一ヶ月の必要経費】
語学学校:2か月で約15、6万円。
住居費:寮は1か月で約3万5千円、ホームステイは約5万円(衣食住込み)。
食費:3・4万円ほど(外食は結構高いです)
【留学のアドバイス】
自分で失敗したことや経験したことを思い出すと、たくさんアドバイスはあるのですが、とりあえず重要だと思うことをいくつか書きます。
一つはまず留学の目的・目標をしっかり立てること(語学学校を選ぶときなど指針になるし、モチベーションを保てればもちろん英語力が伸びます)。
次に何事も前もってスケジュール化しておくこと(留学に必要な諸手続きは意外に時間がかかるものが多いです。
三つ目として、これが一番大事ですが、「社交的」になることです。周りから友達になってくれることはまずありません。自分から何かアクティビティに参加したりして何か共通できるもの、趣味などがない限り、現地の人と友達になるのはとても難しいと感じました。それと、友達の輪を広げるために人と人の繋がりを本当に大切にした方がいいです。素晴らしい人たちに会えてとても刺激になりますよ。
最後に、日本で英語を勉強して、特に単語を増やしておくことです。私も留学した先輩にこのアドバイスを受けたのですが、実際にこちらにきてみてその大切さがよく分かりました。単語をどれだけ知っているかが、英語をどれだけ喋れるか、聞き取れるかに深く関わっています。ぜひ日本で勉強していって下さい。
ちなみに私の留学目標はそれなりに達成できたと思います。「自分から動くこと」で得たものは大きいです。留学を考えているみなさん、その今持っている情熱を大切にして頑張ってください。そして、そんな皆さんとどこかで会って、色々な経験を分かち合えることを楽しみにしています。
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