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平成28年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業」に採択されました

2016年09月09日 金曜日 トピックス

1. 「大学の世界展開力強化事業」とは

大学の世界展開力強化事業は、国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力の強化を目指し、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の戦略的受入を行うアジア・米国・欧州等の大学との国際教育連携の取組を支援することを目的として、文部科学省において平成23年度から開始された事業です。
平成28年度は「アジア諸国等との大学間交流の枠組みの強化」として公募が行われ、本学が申請した取組「メコン諸国と連携した地域協働・ドミトリー型融合教育による理工系人材育成」が採択されました。
大学の世界展開力強化事業においては、本学では平成26年度(対象国:ロシア)、平成27年度(対象国:トルコ)に続き、3年連続の採択となります。
関連リンク:文部科学省Webサイト
      新潟大学 大学の世界展開力強化事業採択事業

2.事業の概要

本事業の相手先大学は、王立プノンペン大学(カンボジア)、ラオス国立大学(ラオス)、ハノイ工科大学(ベトナム)、チュラロンコン大学(タイ)のメコン地域4大学です。本事業では、工学部が開発した「ドミトリー型教育」と、大学院自然科学研究科のタイ・チュラロンコン大学等とのダブル・ディグリー・プログラム(DDP)整備の実績に基づき、新潟地域企業と連携したインターンシップ等を組み合わせ、双方向教育プログラムを実施します。これにより、地域創生課題解決能力と融合的視点を持つ理工系グローバル・リーダー人材の育成を目指します。
具体的には、本学とメコン地域4大学の学生で、「ドミトリー型教育」の特徴である、学年縦断・分野横断・多国籍学生チームを結成し、短・中・長期の3コースで、主にグループワーク(GW)に取り組みます。グループで取り組むインターンシップでは、国際展開力を有する新潟地域企業(メコン地域の現地法人を含む)の全面協力を得ており、国によって異なる課題やニーズを地域協働の視点から理解すると共に、異なる社会環境を実体験することで、産業変遷の一貫的プロセスの知見の涵養を図ります。

3.事業の波及効果

本事業で養成する人材は、グローバルな視点で地域創生を実現すると共に、インフラ産業や製造業などで、持続的で質の高い産業の創生・発展に貢献することが期待できます。また、質の保証を伴った国際基準のGWプログラムとして、ドミトリー型融合教育の国内外への拡大を目指します。これらにより、ASEAN+3の経済発展及びアジア高等教育圏形成に、先導的に貢献します。

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