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タイ国政府機関等研修員を受け入れ、多数傷病者対応訓練等を行いました

2017年04月06日 木曜日 トピックス

本学医学部災害医療教育センターは、継続的に職域を超えて組織横断的な災害医療を実践することができる教育を実施し、実災害時に活躍できる次世代の災害医療人材の養成を目的としています。
このたび独立行政法人国際協力機構(JICA)による「ASEAN災害医療連携強化プロジェクト(ARCH Project)」の中で実施される本邦研修プログラムの参加者を、2月25日から2月28日の間、本学旭町キャンパスなどで受け入れ、病院災害研修・多数傷病者対応訓練等を行いました。

「ASEAN災害医療連携強化プロジェクト(ARCH project)」は、JICAの委託を受けた株式会社コーエイ総合研究所と、タイ国国家救急医療機関(NIEM)との協働により、実施されているものです。今回の本邦研修プログラムは、タイ国の災害医療分野における能力強化について、具体的な強化策を検討していただくことを目指し、タイ国政府職員等を対象として実施されます。 今回、日本の災害医療分野をリードする組織・団体・病院等への訪問という目的から本センターに協力依頼があり、それに応える形で研修が実施されました。

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新潟大学医学部災害医療教育センター事業等に関する意見交換
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多数傷病者への対応標準化コース(MCLS)で設問に取り組む研修員

初日には、本センターの概要と事業について紹介の後、意見交換が行われ、特に、本センターの取り組む高度災害医療人材養成について、対象者やe-learning、研修事業の実際などについて研修員から多くの質問が寄せられました。2月26日には、研修員は新潟医療人育成センターで開催された本センター主催の「多数傷病者への対応標準化トレーニングコース(MCLS)」に参加しました。他の日本人の受講者の意見に耳を傾けつつ、机上シミュレーションでは与えられた設問に対し、研修員同士で積極的に意見を交換しました。2月27日に新潟市内の医療機関の視察をした後、最終日には新潟での研修の振り返りの機会が持たれました。
研修員からは、「本センターの取り組みはタイ国においても非常に参考になるものであった。」という意見が多く聞かれ、有意義な研修となりました。
本学医学部災害医療教育センターは,国内の災害医療人材教育に取り組みつつ、タイ国をはじめとしたASEAN地域の災害医療人材育成分野等への貢献をめざし、積極的に協力してまいります。

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多数傷病者への対応標準化コース(MCLS)で設問に取り組む研修員
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新潟における研修の振り返り