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大学院自然科学研究科の澤田清教授が日本分析化学会学会功労賞を受賞

 この度,澤田清教授が,これまで進めてきた「イオン対抽出機構の解明と環境分析への応用に関する研究」及び学会への貢献が評価され,2010年度日本分析化学会学会功労賞を受賞しました。


 澤田教授は,環境分析に要求される分析法の中で,最も有効な分離・濃縮法の一つであるイオン対抽出法について新しい発想法に基づき機構論的解明に成功しました。この抽出機構を基礎にして,選択性の向上というこれまでの発想法とは逆に,効率的な非選択的・多元素同時分析法を開発しており,金属イオンの分析法のみならず,キレート剤の定量法をも確立しています。これらにおいては,分析法の開発のみならずその機構・溶液内構造の解明,さらに,種々の高機能性な分析試薬の開発に成功しています。

 また,この学会功労賞は,分析化学における学術的成果,貢献のみならず,学会の運営,発展への貢献も選考基準とされています。また,日本分析化学会は7,500名の会員を擁し,日本化学会に次ぐ規模の学会の1つであり,理学,工学,薬学,医学等の広い分野の会員によって構成されており,分析機器の開発・応用の分野研究者・技術者も本会を構成しております。

 なお,授賞式は,9月16日から東北大学で開催される分析化学会年会において行われる予定です。