新潟大学 超域研究機構

プロジェクトの概要

■東部ユーラシア周縁世界の文化システムに関する資料学的研究

 先行テーマ「大域的文化システムの再構成に関する資料学的研究」の成果をふまえながら,本学の中期計画にある「地域性・立地姓・拠点性(新潟県域から東北アジアまで)を考慮した研究を推進する」という立場を尊重し,ユーラシア全域のなかでもとくに東部ユーラシアに対象地域を限定する.前近代を通じて,新潟県域を含む日本列島は,文化的・政治的には朝鮮半島・東北アジア・北アジア・中央アジアなどとともに,中国を中心とした東アジア世界の周縁部を形成したが,それと同時に地理的には東部ユーラシアの周縁世界でもあった.本テーマはそれに由来するが,新潟県域・環日本海地域の特質を究明するためにも,東部ユーラシア周縁世界という概念は有効である.このような地理的な広がりの中で,文化交流,そして文化自体の普遍性・越境性と重層性といった問題を,人の移動・移住や物流の問題と関わらせて解明していく.

 一次史料や資料に対する独自の収集・整理を重視するという立場は,先行テーマから継続するが,さらにその姿勢を強化していく.とくに先行テーマでは十分に推進できなかった考古遺物についても,本テーマでは積極的に取り組む.その成果(資料集成)は,引き続き『資料学プロジェクト研究資料叢刊』(仮称)のシリーズで公開すると同時に,それらを用いた,あるいは分析した研究の成果については,『資料学研究』をはじめとする学術雑誌に公表していく.

 なお成果発表をはじめとする具体的な活動の面では,代表者・分担者が主宰する科研費プロジェクトなどはもちろんのこと,人文社会・教育科学系付置環東アジア研究センターや,同じく超域研究機構所属の近現代を対象とする「東北アジア地域ネットワークの研究」プロジェクトなどとともに,公開シンポジウムや講座・講演会などを企画していく.

チンギス・カン宮殿跡の発掘風景 アウラガ遺跡の日本・モンゴル共同作業風景

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