このページの本文へ移動

脳研究所

脳研究所オリジナルサイト

世界に誇る脳研究所

脳研究所は、「脳及び脳疾患に関する学理及びその応用の研究を行うこと」を目的として設置され、半世紀を迎えた、我が国唯一の脳の研究に関する国立大学附置研究所です。附属施設として、高磁場磁気共鳴装置を中心とした非侵襲性技術を用いてヒト高次脳機能を探る文部科学省中核的研究拠点(COE)に選定された「統合脳機能研究センター」と、脳標本、モデル動物、遺伝子データベースなどを中心とした脳疾患リソースを管理し、研究を支援する「生命科学リソース研究センター」とが設置されています。本研究所は脳疾患を扱う臨床2科(脳神経外科、神経内科)を内在する唯一の研究施設としても特記され、加えて、約42万点もの膨大な脳疾患標本を有することでも世界に知られています。この膨大かつ貴重な脳病理標本をデジタル化し、ネットワーク上で活用可能とした試みは、21世紀COEプログラム医学分野において「脳神経病理学教育研究拠点形成」として採択されました。

このような基礎分野と臨床分野とが有機的に融合した研究が積極的に展開される施設として、長年の間、多くの先駆的な業績を挙げています。

研究部門 研究分野
基礎神経科学 分子神経生物学、細胞神経生物学、システム脳生理学
病態神経科学 病理学、デジタル病理学、分子病態学(客員)
臨床神経科学 脳神経外科学、神経内科学
統合脳機能研究センター(附置研究所附属研究施設) 脳機能解析学、生体磁気共鳴学、臨床機能脳神経学、デジタル医学
生命科学リソース研究センター
(附置研究所附属研究施設)
バイオリソース研究 遺伝子機能解析学、生命情報工学、動物資源開発研究
脳科学リソース研究 脳疾患標本資源解析学、分子神経疾患資源解析学、プロジェクト研究

 

c8hkde0000002a63 bri_p02
縦型3テスラMRI装置
bri_p03
ヒト用7テスラMRI装置
bri_p04
陽電子断層画像装置(ヒト用)

脳研究所は、「脳及び脳疾患に関する学理及びその応用の研究」を目的として、昭和42年にわが国で最初の脳神経に関する国立大学附置研究所として設置されました。
現在、3つの大部門、2つの研究センターを有する新潟大学を代表する研究施設です。(統合脳機能研究センターは、文部科学省中核的研究拠点(MECSST COE) に認められました。)
(脳研究所オリジナルサイトはこちら)

いくつか特徴や研究プロジェクトを紹介しますと、
病理学分野と生命科学リソースセンターが営々たる努力をもって蓄積してきた「脳神経病理標本」の規模・内容は、本邦のみならず世界規模で計っても5本の指、ないし3本の指に入るともいわれる新潟大学の財産、あえていえば人類の財産とも呼ばれる貴重なものです。

c8hkde0000000o1k c8hkde0000000t3b
標本の一部
c8hkde0000000t3e
保管施設(低温フリーザー)

平成9年度、文部省公募事業「中核的研究拠点(COE)形成プログラム」において中田力教授をリーダーとするグループは「音楽の神経科学」のテーマ名のもと、「ヒトの高次脳機能を探求する研究組織」の代表として採択されました。

c8hkde0000000t47
世界で唯一の縦型3テスラMRI

 

この脳病理標本を活用するグループと最先端の脳機能分析機器を駆使するグループが連携して提案した脳神経病理標本のデジタルネットワーク化プロジェクトは、平成15年の21世紀COEプログラム医学分野において「脳神経病理学教育研究拠点形成」課題(代表:高橋均 現所長)として採択されました。

c8hkde0000000t57

また、中田教授を中心とした、水分子が脳の機能において重要な役割を担っていることを検証するプロジェクト「水分子の脳科学」は、国立大学が法人化された初めての年の平成16年に、文部科学省が支援する連携融合事業に認められ(最高のS評価を受けました)、ポジトロン陽電子画像装置の導入など、非侵襲的な検査分析手法を用いて大規模な研究展開が図られています。
(統合脳機能研究センター・オリジナルサイトはこちら )

c8hkde0000002kzs
ヒト用ポジトロン陽電子画像装置(PET)

特に、近年の業績では、統合脳機能研究センターの中田教授らが磁気共鳴画像診断装置(本邦で最高磁場を誇る7テスラMRI)を用いて、世界で初めて、生きているヒトのアルツハイマー病の病変(老人斑)を撮影することに成功しました。このMRI生体顕微鏡の実現と証明は、学術誌に発表され、世界の研究者から驚きの声が寄せられました。

c8hkde0000002kzv
7テスラMRIで撮影したアルツハイマー脳の病変部

小野寺理准教授、横関明男医師、高橋均教授らを中心とする神経内科・病理学の共同研究グループは、難病 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因となる遺伝子を発見しました。このTDP43という遺伝子を研究することで、この病気の治療が可能になることが期待されています。

c8hkde0000002kzy