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学生の声

材料生産システム専攻 博士前期課程

伊藤 澄江さん

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私たちの研究グループは太陽集光熱を水素エネルギーに変換する研究をしています。その触媒として酸化セリウムを使用しています。太陽光はヘリオスタットと呼ばれる反射鏡を使って集光し、反応器に直接照射されます。反応器の中には反応媒体である酸化セリウムが下からのガスによって内循環流動し、太陽光によって1300℃ほどの高温になります。高温で熱還元反応を行い、生成したセリウムの不定比酸化物を水と反応させ水素を生成します。

自然科学研究科では「次世代ソーラー水素エネルギーシステム人材育成プログラム」に参加することができ、太陽集光熱利用・水素インフラ材料に関して世界最高水準の研究をすることができます。国際学会にて英語での口頭発表の機会はもちろん、普段から韓国人助教授の先生と英語でのディスカッションも行っております。こうした充実した研究設備や英語力が向上できる環境が整っているのも自然科学研究科の魅力の一つだと思います。

 

生命・食料科学専攻 博士後期課程

甲斐 慎一さん

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私の研究室では、飼料栄養の制御によって、美味しさをはじめとした食肉の高品質化に向けた基礎研究を行っており、その中で私は、イミダゾールジペプチドによる食肉への機能性付与を研究テーマとしています。
イミダゾールジペプチドは、食肉に含有される機能性物質として現在、大きな注目を集めているペプチドであり、抗酸化性や抗疲労効果などによってヒトの健康維持への貢献が期待されています。私は、飼料栄養による筋肉イミダゾールジペプチドの代謝調節機構を解明し、食肉での効率のよい増加条件を見出すべく、様々な分子生物学的手法からアプローチを試みています。

学部学生の頃までのやや受動的な学習とは異なり、大学院での研究とは「自主性」や「積極性」が重要であり、自らの研究目標の達成に向かって能動的にアクションを起こしていく必要があります。その中で、実験が上手くいかない等、様々な壁が立ちはだかることもありますが、トライ&エラーを繰り返し、問題を解決していくことも研究の醍醐味と思います。
それ以上に、研究成果を学会で発表してディスカッションをすることや、学術論文が採択された時の喜びは格別です。自らがこれまで苦心・工夫を重ねて積み上げてきた成果は、他の誰のものでもない、世界レベルで見てもオリジナリティーの高い、自分自身のものにほかならないからです。
また本学大学院は、各自の研究を遂行するための各種設備のみならず、国内・国際学会への参加の機会や海外留学の支援等、研究のためのバックアップ体制も整っています。私が2014年に参加したノルウェー(初めての海外!)での国際学会は、研究発表の面のみならず、異文化交流などの面でも、今後の私の人生に影響を与え続けるであろう貴重な経験となりました。このような恵まれた環境で毎日、研究を行えることを大変幸運だと痛感しています。

大学院での研究生活は、それを生かすも殺すも「あなた」自身に他ならないでしょう。本学大学院の恵まれた環境で、古今東西を通じても「あなた」だけの研究、一緒に作り上げてみませんか?