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環境に優しい新エネルギー・水素の実用の現実化

工学部機能材料工学科 原田修治

私たちの研究室では、クリーンな水素エネルギーの有効利用ができる環境の整備を目標に、シーズとなる基礎研究からニーズに対応した研究開発に取り組んでいます。

水素と金属に特有な性質を利用した様々な活用法が考案されており、水素の持つ化学エネルギーを高効率で変換できる水素電池や燃料電池はよく知られています。特に、水素電池に関する最初の論文はこの研究室から生まれています。

また、この研究成果がクイック水素ガスセンサーとして新潟大学から生まれました。

この技術が、(株)新潟TLOを介し技術移転されたことから、2006年文部科学大臣賞さらに2007年AUTM(米国大学技術管理者協会)で世界100選に選出されています。

図はこれまで開発されたセンサーの一部です。左下は卒業研究で作製されたクイック水素ガスセンサーです。学生さんのいろいろな工夫が詰まっており、パソコンのUSBに接続して利用します。センサー素子は円内の部分です。水素センサー素子は金属と水素の界面科学ですので、こうした基礎研究にも取り組んでいます。

また、水素の持つ量子性に着目することで、低温度での基礎的な性質も調べています。

水素の世界は奥が深く、多くのテーマがあります。優れた機能を持った材料から革新的な技術が生まれます。皆さんも人類や自然に貢献し次時代を支える新しい材料を一緒に研究し開発してみませんか。

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クイック水素センサーと開発中のセンサー