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課外活動における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン

新型ウイルス対策関係

令和2年9月9日
新潟大学

多くの課外活動の組織・団体が、コロナ禍における課外活動のあり方について真摯に検討され、対策に取り組まれています。課外活動においては、今後も制約の多い中での活動となりますが、皆さんの創意工夫における「コロナ禍における課外活動の新たな姿の実現」に期待しています。
また、せっかくの対策や工夫も課外活動の構成員一人一人の自覚と責任が重要です。日々の取組の徹底をお願いします。

1 コロナ禍における課外活動の基本的方針

課外活動における組織・団体の構成員自身が、課外活動においても日常生活においても、次のことを徹底する。

  • 自らが感染しないように気をつける。
  • 他人にうつさない(もしかしたら自身が感染しているかもしれないと常に考える。)、クラスターを作らない。

2 コロナ禍における課外活動の方向性

(1)マスク着用

原則として、活動中はマスクを着用する。

(2)マスクを外す活動

屋外での活動や運動時には、マスクを外してよい。ただし、社会的距離(2m程度)を保ち、(飛沫感染防止のため)会話は控える。

(3)体が接触する活動

運動時等において、マスクを外した状態で、社会的距離(2m程度)が保てない活動(チームプレイや格闘技等)を行う際は、1回の活動(2時間程度を想定)において、15~30分程度に留める。マスクを外している間は、大声や会話を控える。2時間以上の活動を実施する際は、2時間を1つの区切りとし、改めて手洗いや、活動用具・活動場所の消毒等を実施してから、次の2時間の活動を実施する。

(4)調理・飲食

課外活動時の調理・飲食(水分補給は除く。)は、原則禁止とする。

(5)県外活動

原則として、県外活動は行わない。

(6)宿泊

宿泊を伴う活動は、県内外問わず、原則禁止とする。

(7)日常以外の活動

感染症防止対策に記載されていないイベント、試合、フィールド活動の参加については、別途申請し、許可を得る。

(8)学外参加者が前提の活動

ボランティア活動やその他活動の際に、学外参加者がいる場合は、参加者の特性、活動環境、活動内容と照らし合わせ判断する。

(9)演劇・合唱(歌)等

飛沫感染の危険性が高い演劇・合唱・ボーカル等については、環境や活動内容と照らし合わせ判断する。

3 コロナ禍における課外活動再開の前提となる事項

(1)申請・許可制による活動再開

コロナ禍における課外活動の実施については、各組織・団体が本ガイドラインを参考にそれぞれの活動に応じた感染症防止対策を立案する。作成・提出した対策案については、審査の上、適切な対策であると判断された場合において、活動再開を許可する。変更が生じた場合は、再度許可を得る(ただし、軽微な変更は除く。)。

(2)許可の取消し

各組織・団体が、感染症防止対策を遵守していないと大学が判断した場合は、活動再開許可を取り消す。

(3)感染拡大による全面的な活動停止の可能性

今後、感染拡大等により、大学が必要と判断した場合は「活動の全面停止」を実施する場合がある。

(4)対策の改定・見直し

新たな発見や対策、社会情勢の変化、大学の方針の変化等に応じ、課外活動団体ごとの対策に関し、改定や見直しを指示する場合がある。

4 共通して取り組むべき事項

(1)新しい生活様式の周知

  • 新しい生活様式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の基本となるものであるので、構成員への周知を徹底する。

(2)身体的距離を確保した活動場所

  • 屋内では、最大でも100人以下かつ収容定員の半分以下にする。
  • 屋外では、最大でも200人以下かつ人との距離を十分(2m以上)確保する。
  • 難しい場合は、対面・非対面型実施を組み合わせる、ABチームにわけて交互に実施する等工夫する。

(3)活動の方向性

  • 滞在時間をできるだけ短くする。
  • 密にならず、個別(1人)でできることは、個別で実施する。
  • 活動中の飲食は、原則禁止とする(水分補給は除く。)。
  • 飲み物、タオル等の共有は、避ける。
  • 体育館等屋内で実施する必要がある場合は、呼気が激しくなるような運動を行うことは避ける。
  • 密集する運動や近距離で組み合ったり接触したりする場面が多い運動については、地域の感染状況等を踏まえ、安全な実施が困難である場合は、当面実施せず、年間計画の中で実施する。
  • ハイタッチ等の接触は、禁止する。
  • 大きな声は出さない。
  • 休憩中、着替え中、部室滞在中においても、3密を避ける。
  • 施設における他の利用者との接触をできる限り避ける。

(4)検温、体調観察、記録

  • 毎日朝・夕の体温測定と健康チェック(咳、発熱、息苦しさ、強いだるさ等の強い症状)を行う。
  • 咳、発熱、息苦しさ、強いだるさ等の強い症状がないかを確認する。
  • 発熱等の風邪症状がある場合は、無理をせずに自宅で待機する。
  • 組織・団体は、構成員の参加状況を記録する。

(5)運動時のマスクの着用

  • マスク着用時には、呼気が激しくなるような運動を行うことを控える。
  • 呼気が激しい運動の場合は、マスクを外してよい。
  • 運動時にマスクを外してから、運動後にマスクを着用するまでの間、他者との距離を2m以上確保する。
  • マスクを外してランニングなどで同じ方向に動く場合は、2m以上の距離を確保する。
  • マスクを外す場合は、大声は出さない。発声や会話も控える。
  • 軽度な運動を行う場合で個人がマスクの着用を希望する場合は、マスクを着用するものとする。
  • 軽度な運動時に着用するマスクは、医療用や産業用マスクではなく、家庭用マスクを着用する。
  • 呼吸が苦しい場合は、必要に応じてマスクを外し、他者との距離を2m以上確保して休憩する。
  • 見学者も、マスクを着用し、他者との距離を2m以上確保する。
  • 見学者が気温の高い日などに屋外で見学する場合は日陰で見学し、必要に応じてマスクを外すなど熱中症の予防をする。なお、マスクを外した場合は、他者との距離を2m以上確保する。

(6)運動ではない活動におけるマスクの着用

  • 活動が運動等ではない場合は、活動前後、活動中もマスクを着用する。
  • 他者との距離を2m以上確保する。

(7)指導者、スタッフ

  • 原則として、活動中もマスクを着用する。
  • 自らの身体へのリスクがあると判断する場合や、指導のために自らが運動を行う場合などは、マスクを外すことは問題ない。
  • マスクを外す際は、不必要な会話や発声を行わず、他者との距離を2m以上確保する。
  • 学外の指導者・スタッフの学内への入構は、禁止する。指導者・スタッフの自宅・所属組織への訪問については、慎重に判断する。

(8)手洗い

  • 手洗いを徹底する。
  • 組織・団体で工夫をし、手指消毒剤を配置する。

(9)消毒の実施

(「研究室・実験室等の消毒に係る手順」(新潟大学通知)を参照する。)

  • 高頻度接触部位はこまめに消毒する。人の入れ替わり時、活動終了時には必ず実施する。
  • 活動用具は使い回しをしない(複数人が同じ用具を使用することを禁止)。実現困難な場合は、使う人が入れ替わる都度、消毒を実施する。
  • 活動用具は、各自が使用前後に消毒する。
  • 活動場所は、使用前後に消毒を実施する。
  • 体育館のフローリング床の日常清掃においては、乾拭きを基本とする。消毒のために適切な濃度に希釈した市販の塩素系漂白剤を使用する場合は、アルコールはワックスが使用されている床を白濁させるおそれがあるため、部分的に試してから使用し、きちんと乾燥させる。
  • 人が触れない床や天井は、消毒の必要はない。ただし、活動形態によっては床などが高頻度接触対象になる場合は、各組織・団体で判断する。
  • 消毒すべき箇所、消毒する時間帯やタイミング、消毒担当等を予め定めておく。活動の度に適切に実施されているか、記録する。活動に沿って手洗いのタイミングも決めておくことが好ましい。
  • 消毒は、換気を行い、十分に人と人との距離を確保した上で、実施する。
  • 消毒は、マスクをつけて実施する。ただし、換気が十分であり、1人で実施する場合は、(熱中症等を避けるために)マスクを外してよい。

(10)換気の実施

  • 一定時間ごとに換気を行う。
  • 換気は、体育館や活動場所等のドアを広く開け、こまめに行う。
  • 換気ができない密閉空間では、ドラフトや換気扇などを活用し、室内の空気を排気する工夫をする。それが行えない場合は、部屋の中の消毒を徹底する。

(11)トイレに係る注意事項の周知

  • トイレは、高頻度接触(ドアの取っ手、電気のスイッチ、手すり、レバー・ボタン、ふた、トイレットペーパーホルダー、蛇口、便座等)が多くなる。トイレ後の手洗いは、特に入念に行う。
  • 用を済ませた後、ふたをしめて(ふたを開けたまま流すと、ウイルスが空気中に飛散する可能性がある。)、水を流すことを徹底する。

(12)ゴミの始末

  • ゴミ、特に消毒に使ったペーパータオル等のゴミは、ゴミ袋に入れ、口を縛って密閉する。1日ごとに決められた場所に廃棄する。

(13)移動の自粛

  • 新潟県以外への移動は、原則行わない。ただし、やむを得ず新潟県外へ移動する場合は、その必要性を慎重に判断し、予め申請し、許可を得る。
  • 感染拡大地域への移動は、強い自粛を要請する。

(14)移動時の対策

  • マスクの着用等基本的な感染防止対策を行う。
  • 公共交通機関移動は避け、自動車や貸切バスで移動する。
  • 公共交通機関を利用せざるを得ない場合(自動車や貸切バスが用意できないとき。)は、混雑時の利用を避け、マスク着用の上、利用する。
  • 自動車や貸切バスで移動する場合は、可能な限り、常時外気を取り入れる。できない場合は30~45分ごとに停車し、車内の空気を入れ換えるように努める。
  • 飲食店の利用や、人が多い場所での休憩は避ける。
  • 乗車前後に消毒液で車内の手に触れる部分を消毒する。

(15)宿泊

  • 宿泊を伴う活動は、県内外問わず、原則禁止とする。宿泊がやむを得ない場合は、感染症対策とは別途に、学生支援課に予め申請し、許可を得る。その際は、個室利用とし、食事は各自の部屋でとること。

(16)調理・飲食(水分補給は除く。)

  • 調理・飲食を伴う活動は、原則禁止とする。飲食が必須と判断される活動については、感染症防止対策に飲食に関する記載があり、安全性の確保が確認できた場合に限り許可する。

(17)利用施設等受入機関

  • 受入機関との調整においては、新型コロナウイルス感染症による状況に十分に配慮する。
  • 活動場所等、受入機関が定める基準や指示がある場合にはそれに従う。
  • 必要に応じて、利用施設等受け入れ機関や関係者にも周知・説明し、理解・協力をお願いする。

(18)密集場所からの回避要請

  • 組織・団体においては、学内外を問わず、懇親会やコンパ等、集団での催し物を行わない。
  • 組織・団体においては、複数人による食事やアパート等への参集をしない。

(19)周知・徹底・遵守

  • 組織・団体においては、本ガイドライン及び許可を受けた各組織・団体の感染症防止対策を構成員全員に必ず周知・徹底し、遵守しながら活動を実施する。
  • 課外活動への集合、課外活動から帰宅まで、課外活動の範囲と捉え、感染症対策を遵守して、行動する。

5 組織・団体の活動の特徴に応じて取り組むべき事項

■運動系

(1) 格闘技(空手、合気道、柔道、剣道、相撲等)

組み手等が想定され、ソーシャルディスタンス(2m)の確保が難しい。マスクを外しての試合形式練習は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。マスクを外した際は、大声はもちろん、会話や発声を控える。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。

(2)チーム競技(ホッケー、サッカー、ソフトボール、卓球、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、フットボール、野球、ラグビー、ラクロス等)

接触プレー等が想定され、常にソーシャルディスタンス(2m)を確保することが難しい。マスクを外しての試合形式練習は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。マスクを外した際は、大声はもちろん、会話や発声を控える。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。

(3)シングル・ダブルス競技(卓球、テニス、バドミントン等)

コート内において、接触プレーが想定され、常にソーシャルディスタンス(2m)を確保することが難しい。マスクを外しての試合形式練習は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。マスクを外した際は、大声はもちろん、会話や発声を控える。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。

(4)船を使った競技(ボート、ヨット等)

船内や艇庫において、近い距離での活動が想定され、ソーシャルディスタンス(2m)を確保することが難しいことが想定され、慎重な振る舞いが期待される。マスクを外しての活動は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。マスクを外した際は、大声はもちろん、会話や発声を控える。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。

(5)ダンス競技(ダンス、おどり等)

接触を伴うことが前提のダンス(ソーシャルダンス等)は、マスクや手袋を着用する。マスクや手袋を外す場合は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。マスクを外した際は、大声はもちろん、会話や発声を控える。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。接触を伴わないで実施できるダンスは、マスクを外した場合は、2mの距離を保って実施する。

(6)防具をつかった競技(剣道、フェンシング等)

対人練習が想定され、ソーシャルディスタンス(2m)の確保が難しい。マスクを外しての試合形式練習は、1回の活動において15~30分程度とするよう努める。顔周りを触らず、終了後には直ちに手洗いする。また、対人練習においては、声を出すことが前提となっている競技に該当する。声を出すための飛沫感染を防ぐ方法については、全国規模の団体等のガイドラインを参考に対策を工夫し実施する(全剣連では、マスクとシールドの併用を推奨)。

■山歩き・合宿系

(7)山歩きを伴う活動(オリエンテーリング、ワンゲル、登山、探検等)

活動は「県内において日帰り」を原則とする。飲食については、調理を伴わないものとする。食事を取る際は、十分に距離をとり、会話は控える。

(8)合宿を伴う活動(スキー、スノーボード等)

活動は「県内において日帰り」を原則とする。飲食については、調理を伴わないものとする。食事を取る際は、十分に距離をとり、会話は控える。スキー場等の活動においては、学生支援課に別途申請をし、許可を得る。

■フィールド活動系

(9)日常的にフィールドに出る活動(考古学、写真撮影、生物・植物観察・収集等)

フィールド活動先を2、3箇所以下に限定し、その場所での行き帰り及びフィールド先での対策を十分に検討する。それ以外の活動先での活動については、日常の課外活動対策の範囲外とし、別途申請し、許可を得る。

(10)日常的に農作業等を実施する活動(田畑等)

フィールド活動先を限定し、その場所での行き帰り及びフィールド先での対策を十分に検討する。特に学外者との接触や活動の実施についての対策を十分に考え、学外者に対しても理解を得る。それ以外の活動先での活動については、日常の課外活動対策の範囲外とし、別途申請し、許可を得る。

■音楽・演劇・演芸系

(11)呼吸器を使わない楽器(ギター、ピアノ、打楽器等)

演奏中は激しい運動となるためマスクを外してよい。その際は、2mの距離を保って演奏を実施し、会話は控える。

(12)呼吸器を使って演奏する楽器(吹奏楽、邦楽、軽音等)

マスクを外さないと演奏ができず、飛沫が飛びやすい楽器については、他者との距離を2mに保つと共に、十分に換気をしながら、壁等の一方向に向かって練習を実施する。その環境の確保が難しい場合には、個別場所での練習ができるように工夫する。終了時には飛沫の飛び散りを想定して消毒を実施する。

(13)合唱を伴う活動(合唱、アカペラ、軽音等)

合唱等が3密(密閉、密集、密接)を避けがたく、同時に活動時間中のほとんどにおいて声を出すという特性から、感染の主たる経路と目される飛沫の飛散が他の活動に比べて非常に多い。全国規模の団体におけるガイドラインにおいては「練習時間全体の短縮や、休憩頻度をあげ、休憩時の換気を徹底」、「練習会場の都合で十分な身体的距離確保が難しい場合は、パート練習・分割練習などを実施し、密を避ける」等の対策が挙げられているが、同時に「再開の可否については各団体において慎重に議論・検討し、再開をされる場合は各団体の責任において実施(東京都合唱連盟)」とあり、現段階では対策の方向性が社会のコンセンサスを得られていないと判断できる。課外活動団体の活動の特徴と環境を考慮し、判断を行う。

(14)演劇を伴う活動

演劇においては、一般的に人と人との会話形式で進むものが多く、大きな声を出すことも多いため、上記の合唱同様に3密が避けがたく、飛沫感染の危険性が高い。課外活動団体の活動の特徴と環境を考慮し、判断を行う。

(15)落語等の演芸

個人で実施する演芸について、練習については、基本的な予防対策、社会的距離の確保をもって実施が可能である。実演については、日常の課外活動以外の活動とし、別途申請し、許可を得る。

■ライブ系

(16)ディスクジョッキー、コンサート鑑賞等

ライブ会場やコンサート会場での活動については、感染リスクの高まりから現段階では活動再開は難しい。

■飲食系

(17)茶道

茶道は「お茶」が対象であることから、飲食を伴う。前後はマスクを着用し、お茶を飲む場合はマスクを外す。回し飲みはしない。お茶の容器の洗浄や畳の消毒については、その特性に応じて、十分に実施する。茶菓は個別包装のみとする。

(18)利き酒・酒研究

「試飲」が対象であることから、飲食を伴う。また、アルコールを摂取することで、声が大きくなったり、相手との距離の確保等、対策を遵守することが困難となることが社会的な課題となっている。対面型の試飲については、当分は行わない。

(19)調理・ボランティア

調理・飲食(水分補給を除く。)を伴わない活動を工夫する。

■委員会・ボランティア系

(20)委員会

学内の構成員を多く巻き込んでの活動であるため、参加者の把握や感染症予防対策を十分に実施することが必要となる。日常の課外活動対策の範囲内で、十分に対策を検討する。

(21)ボランティア活動・支援

学外参加者がいる場合は、参加者の特性、活動環境、活動内容と照らし合わせ、判断を行う。対象者が脆弱性の高い児童、高齢者等である場合は、中止とする。

 

本件に関するお問い合わせ先

学務部学生支援課
電話 025-262-7506