【実施報告】“脳といのち”のイノベーションハブ(BIH)設立記念シンポジウム・開所式について

2025年12月25日 お知らせ

 新潟大学は、文部科学省令和4年度第2次補正予算「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の支援を受け、「“脳といのち”のイノベーションハブ(BIH)」を令和7年8月に設立いたしました。本施設は、J-PEAKS事業における重点分野“脳といのち”領域をはじめ、ヘルス・ライフサイエンス分野のオープンイノベーション拠点として整備されています。このたびBIH設立を記念し、「地域から世界へ―産学官で創るヘルス・ライフイノベーション―」をテーマに、令和7年12月18日(木)に設立記念シンポジウム・開所式を開催いたしました。

 第一部設立記念シンポジウムは、旭町総合研究実験棟6F中田記念ホールを会場とし、「地域から世界へ―産学官で創るヘルス・ライフイノベーション―」をテーマに、産学官から約110名(現地参加・約80名、オンライン参加・約30名)からご参加いただきました。
 川端 和重理事(総括・社会連携 担当)による開会挨拶の後、西條 正明文部科学省科学技術・学術政策局長、J-PEAKS伴走チーム・佐藤 勲東京科学大学戦略本部特命教授・I⁴Collective ディレクター、花角 英世新潟県知事(代理・笠鳥 公一副知事)、須原 哲也国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構副理事から、本学へ期待を寄せている旨の祝辞が述べられ、インド理科大学院大学(IISc)脳研究所(CBR) ケー・ブイ・エス ハリ所長からはお祝いのビデオメッセージを賜りました。
 次いで、牛木 辰男学長から事業概要、本学脳研究所 柿田 明美教授から研究概要が、それぞれ紹介されました。
 続いて、味の素株式会社アミノインデックス事業部 影山 陽子部長から、「企業から見た“脳といのち”のイノベーションハブ(BIH)への期待」と題した基調講演が行われました。同社と本学脳研究所池内健教授との共同研究の成果を活用した「アミノインデックス・リスクスクリーニング(AIRS)」のご紹介や、“脳といのち”だけでなく“食と健康”領域を含めた本学への期待等、今後の取組に資する多くの知見を共有いただきました。
 その後の質疑応答の時間には、講演者に対し多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われ、末吉 邦理事(研究・大学院担当)の閉会挨拶をもって、第一部を終了いたしました。

 

 

 第二部開所式は、“脳といのち”のイノベーションハブ(BIH)を会場とし、牛木 辰男学長の開会挨拶の後、西條局長、花角 英世新潟県知事(代理・越中 隆広総務部長)、牛木学長、柿田教授の4名がテープカットを実施し、牛木学長が描いたBIHのイラストを囲んで記念撮影を行いました。
 本施設では、令和8年2月以降、1階ライフイノベーション推進室、コワーキングスペース、2階レンタルラボ、3~4階ひと脳研究資源イニシアチブ推進センター(ChBRI)が稼働を開始します。現在設備は搬入途中ですが、内覧会では高い関心を集め、報道各社からも多くの質問が寄せられました。
 おわりに、染矢 俊幸理事(グローバル推進担当)の閉会挨拶ののち、施設の内覧会を実施し、第二部も盛会のうちに幕を閉じました。

 ご参加いただいた皆さまのお力添えを受け、開所式は新たな船出にふさわしい時となりました。ここから本施設は、確かな航路を切り拓いてまいります。
 年末のお忙しい中ご参加いただいた皆様及びご尽力いただいたすべての皆様に、厚く御礼申し上げます。

 

 

ページの先頭へ戻る