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学長メッセージ 2020年2月

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新潟大学は、本州の日本海側で唯一の政令指定都市である新潟市にその拠点を構える国内有数の大規模総合大学です。アルプスの水を集める日本最長の信濃川と、福島県と群馬県に源流を持つ水量豊かな阿賀野川が日本海へ注ぎこむ河口にある新潟市は、その広大な越後平野の豊かな自然と美しい田園風景に囲まれる魅力を持ちながら、一方で、江戸時代の北前船の重要な寄港地として栄え、また幕末の開港5港の一つとして世界に目を向けてきた歴史があります。新潟大学は、この豊かな自然と、世界へ開かれた歴史の上に発展をしてきました。

新潟大学の前身は、150年ほど前にまでさかのぼることができますが、新制国立大学としては1945年5月に発足し、現在の学生数は約13,000人、教職員数は約3,000人で、10学部5大学院研究科とともに、脳研究所、災害・復興科学研究所という2つの研究所、さらに新潟県の医療の中核をなす医歯学総合病院を有しています。

新潟大学の理念は「自律と創生」です。この理念のもとに、教育、研究、社会貢献という見地から、地域のみならず世界の発展に資する「知の拠点」としての役割を果たすことを目指しています。現代社会においては、予測できない未来の課題においても的確に対応できる多様な人材の育成が重要です。そのために「創生学部」の創設や学部の改組を進めています。研究においては、従来の研究領域での最先端研究の推進はもとより、時代に即した全学共同教育研究組織として、環東アジア研究センター、佐渡自然共生科学センター、日本酒学センターを新たに設置し、社会に開かれた学際的な研究環境の創成を推進しています。

新潟大学は、日本海対岸のアジアと、その向こうにある世界全体へと開かれた、特色ある日本の「知のゲートウエイ」としての役割をさらに明確にしながら、今後ますます活発な人材交流と頭脳循環を図り、魅力ある活動を展開していきます。

 

2020年2月1日

新潟大学長
牛木辰男