2026.03.31 卒業生インタビュー

都市政策で市民の生活を豊かに

将来どんなことをしたいか迷っている新大生に向けて、社会で活躍する卒業生から話を聞き紹介するこのコーナー。 今回は工学部卒業生で現在は新潟市職員として働く藤島日菜子さんにお話を伺いました♪

プロフィール

藤島 日菜子

新潟県長岡市出身。2023年に新潟大学工学部を卒業し、新潟市役所に新卒入庁。新潟市役所では都市交通政策課に所属し、市内を走る連節バスやにいがた2kmシェアサイクルなど、主に市内都心部の交通政策事業を担当している。より多くの市民に公共交通を利用してもらい、まちの活性化につなげられるよう、日々業務に励んでいる。

■新大の好きな場所
音楽練習室
1年生の時、吹奏楽部の練習で通いました。2年生になってからはコロナ禍の活動自粛で部活動ができなかったので、1年間だけの思い出なのですが、仲間と一緒に夜中まで練習に打ち込んだ日々はかけがえのないものです。

 

ある日のスケジュール

06:30 起床、朝ごはん、身支度
08:30 勤務開始・メールチェック
10:00 係内打合せ
12:00 昼食
13:00 事業者との打合せ
15:00 打合せ資料の作成
17:30 勤務終了
19:00 夕食、入浴、家事、趣味
23:00 就寝

 

企業情報

人口減少時代においても将来世代まで心豊かに暮らし続けられる新潟市を築くため、人口減少・少子高齢化への対策とSDGs達成への貢献を念頭に「新潟市総合計画2030」(計画期間:2023~2030年度)を策定。新潟市の強みを活かし、人口減少時代に躍進する、『活力あふれるまちづくり』『持続可能なまちづくり』を進めている。

 

インタビュー

Q.現在の仕事内容について教えてください。

市内のバス交通や、新潟駅から万代、古町までの2kmを中心にしたまちづくりである「にいがた2km」に関わる仕事をしています。
具体的には、市内を走る連節バスや交通結節点の維持管理です。交通結節点は青山と新潟市役所前にあり、市の郊外路線と中心部の路線を繋いでいる交通拠点です。特に、新潟交通の方との関わりが多く、民間企業と一緒に仕事をすることが多い部署です。
にいがた2kmに関連する仕事では、「にいがた2kmシェアサイクル」事業に携わっています。現在2万人を超える会員の方に利用していただいています。

Q.新潟市職員になろうと思ったきっかけは何ですか?

もともと公務員になりたいという気持ちが漠然とあったのですが、決め手になったのは、地元で就職したいという思いと、県職員よりも市民と密に関われる市職員の仕事に惹かれたことでした。地元の長岡市ではなく新潟市に就職したのは、新大生として新潟市で過ごす中で、新潟市に都市としての魅力を感じていたからです。
土木職として入庁したのは、大学でまちづくりを学んでいた兄の影響が大きいです。兄を見ているうちに、インフラに関わって自治体を支える土木職をかっこいいと思うようになりました。

Q.働く中で印象に残っている出来事はありますか?

東京都の民間企業の方とのお仕事が印象に残っています。
自治体とその自治体に住むクリエイターとをマッチングさせる企業を通じて、新潟のクリエイターを紹介していただき、バス交通の利用促進を目的としたポスターとバス運転士を募集するポスターを制作しました。ポスターを制作する過程では、自治体職員・交通事業者・クリエイターの方々で、「誰に向けたポスターにしたいか」「どんな内容だと見た人に刺さるか」をワークショップの場で議論し、多くの関係者と多くの時間を費やしてポスターを制作したため、特に印象に残っています。

Q.やりがいを感じた瞬間について教えてください。

市民の方から感謝の言葉をいただく時にやりがいを感じます。私が担当しているスマホ教室では、インターネットでバスの時刻表を調べることが難しい高齢者の方に向けて、スマートフォンの基本的な使い方と「にいがたバス乗り換え案内サイト」の紹介を行っています。参加した方からは「ありがとう。助かったよ」「バス停まで時刻表を見に行っていたけど、これからは家で調べられるから楽だ」というお言葉をいただいて、とてもやりがいを感じます。

Q.どのような大学生活を送っていましたか?

大学生活では、1年生の時の吹奏楽部の活動と2年生から始めた塾講師のアルバイトに熱心に取り組んでいました。1年生の時は通常の学校生活を送ることができており、吹奏楽部での活動に力を入れていましたが、2年生からはコロナ禍の影響で活動が制限されたため、塾講師のアルバイトを始めました。吹奏楽部の活動は通常は週3回の練習ですが、大会が近くなると練習量を増やすために、毎日練習していました。2年生からは実験と測量以外はオンライン授業で、部活動にも学部の勉強にも十分に打ち込めずにもどかしい日々を過ごしていたため、塾講師のアルバイトを始めました。塾のアルバイトを通して、特に高校生に勉強を教える楽しさを感じました。自分の学生時代を思い出しながら、どうすれば分かりやすく伝えられるかを工夫することが楽しかったです。

Q.仕事に活きていると思う大学での経験があれば教えてください。

現在の業務では、学部で勉強したことを実際の発注業務で活かすことができました。大学の土木分野の授業では、実際にものを作るというよりも、コンクリート実験などを通して丈夫な構造を学びながら、橋梁などの構造物の設計や積算、費用対効果の検証の授業を通して構造物の発注の流れを学びました。
今後、土木事務所や区役所の建設課に異動した際には、アスファルト舗装やコンクリート構造物の整備や維持管理に関する業務にかかわることになると思うので、大学で学んだことをさらに活かしていきたいと思います。

Q.大学生活にしてよかったこと、しておけばよかったことはありますか?

大学生活でしてよかったことは、部活動とアルバイトです。
社会人になると時間がなかったり仲間が近くにいなかったりして、好きなことに熱中することが難しくなります。部活動を一生懸命やって思い出を作ることはとてもいい経験だったと思います。
アルバイトでは社会経験を積むことができました。社会人になってからは自分がやりたいことではなくてもやらなければならないこともあります。アルバイトを通して、社会人の一面を少しでも感じられたことはよかったです。
大学時代にしておけばよかったことは海外旅行です。大学生活の中で、コロナ禍の影響により海外旅行に行けませんでした。社会人になると、まとまった休暇が取りづらいので、大学生のうちに行けたらよかったです。

Q.公務員試験に向けて、どのように勉強していましたか?

私は公務員講座を受けていなかったので、市販の教本の問題を解いていました。あまりたくさんの教本は買わず、1科目1冊に絞って、繰り返し解いていました。面接対策は、総合教育研究棟のキャリア・就職支援オフィスでやってもらいました。無料で相談や面接練習をしてくれますし、客観的なアドバイスを聞くことができるので、頻繁に活用していました。

Q.藤島さんのこれからの目標を教えてください。

様々な業務にチャレンジして多くの経験を積むことです。今いる部署の先輩方は、様々な部署で経験を積んだ優秀な方が多いので、その姿を見ていると頼もしいと思います。私も、本庁や区役所、土木事務所などの今後の異動先で多くのことを学び、またいつか今いる部署や都市政策部に戻ってきた際にその経験を活かしたいです。

Q.新大生へメッセージをお願いします。

4年間はあっという間なので、とにかく大学生活を楽しんでほしいです。私はコロナの影響で部活は1年間しかできませんでしたが、部活に所属し熱心に活動できたことは、大学時代のかけがえのない思い出になりました。「就職のためにやる」という固いことは考えずに、自分のやりたいことや好きなことを思い切り楽しんでください!

 

スタッフ感想

普段は民間企業に勤める卒業生の方に取材していますが、今回取材した藤島さんは公務員です。公務員を目指す学生の方はぜひ参考にされてはいかがでしょうか。(石川)

私は公務員志望ですが、講座を取らない勉強法もあるということで、目からうろこが落ちる思いでした。公務員に就職しようか迷っている方や、公務員志望の方にも読んでいただきたい記事です。(伊藤)

同じ新潟大学出身の方のお話を聞けた貴重な機会でした。就職に対して悩んでいる方に特におすすめしたい記事になっています。ぜひ読んでみてください。(石田)

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