創生学部の三河円香さんと渡邉友貴さんが夏季集中セミナーでアプリの開発に取り組みプロの開発者を前に実践報告を行いました
本学創生学部3年の三河円香さんと渡邉友貴さんが、創生学部で企画した夏季集中セミナー『FileMaker de 課題解決!』に参加してスマホアプリ開発に取り組み、11月5日から7日にClaris International Inc.(以下:Claris社)の主催により行われた Claris Conference 2025のキャンパスプログラムのセッション内にて、プロの開発者らを前に実践報告を行いました。
このセミナーには、全国の高校・大学等に課題解決型学習 (Project Based Learning: PBL)志向のアプリ開発支援活動を積極的に展開している株式会社DBPowers様が講師を派遣してくださり、9月10日から12日に渡って行われました。本学創生学部から9名の学生が参加し、セミナーではそれぞれの学生がローコード型アプリ制作プラットフォームであるClaris FileMakerを利用して実際にスマホ上で動くアプリ開発を体験した後、具体的な課題解決を念頭に置いてスマホアプリのレイアウトデザインと可能な範囲での実装に取り組みました。
セミナー受講者の中から三河円香さんと渡邉友貴さんの2名が選抜され、Claris Conference 2025で行われたセッション内で、同プログラムに参加している他校(公立大学法人 名桜大学(沖縄県)、北海道岩内高等学校)と共に、全国各地から一堂に会したプロの開発者らを前に実践報告をしました。

三河さん作成の、『そうじる?』の1画面(左)と遊び心あふれるルーレット(右)
三河円香さんは、『そうじる?』と命名した、面倒な手間なく、苦手な掃除を楽しく、をテーマとしたスマホアプリを制作しました。掃除一覧やタスクといった基本機能に加え、何をするか決められないときに役立つルーレット機能や掃除をするときの音楽を登録できるミュージック機能などが実装されています。

渡邉さん作成の、『pageLette』の画面より
また、渡邉友貴さんは、『pageLette』と題した、飲食販売店向け店舗ページ作成アプリを作成しました。手間を省き、本業に集中しながら詳細な情報を手軽に発信できるもので、写真素材や各種ボタン、レイアウトなど、アプリ全体のデザイン性も大変高く、美しい仕上がりになっています。
2人とも、このアプリの実際の動作を動画で紹介したり、それぞれのアプリを発想した経緯、画面遷移や全体のレイアウトなどを、プロの開発者らを前に生き生きと発表していました。

キャンパスプログラム実施校から選抜された講演者(左から2人目が三河さん、左から3人目が渡邉さん)

Claris社CEOの Ryan McCann氏(後列右から2人目)ら経営陣と講演者

クロージングセッションで、Ryan McCann CEO(右から2人目) に対し、実際にアプリを動作させながら英語で説明する渡邉さんと三河さん
この日のconference では、キャンパスプログラムの受講者を対象に通訳やライターの方々を交えたインタビューの場も設けられ、米本社から来日したClaris社 CEOのRyan McCann氏ら経営陣に対して自分たちの考えを英語で伝えていました。また、最後の closing sessionでは、自ら作成したスマホアプリを動かしながら画面遷移や各種機能、そのアプリでどんな課題を解決しようとしているか、などについてCEOらに直接説明するなど、大変貴重な経験ができていたようです。
夏季集中で実施したセミナー参加者へのアンケートでも、アプリ制作は、「専門の企業等に依頼して作成してもらうものと考えていたが、実際に自分のスマホで動くアプリが自ら作れることに驚きや感動を覚えた」というコメントが多く寄せられました。アプリは自分で作れるもの、との意識転換のきっかけになったようです。アプリ制作は、現場で課題意識を持っている当事者が自ら作成できることが理想と言えます。
文理融合・課題解決型の学びを進める創生学部では、アプリ制作が様々な分野で課題解決の1ツールとして活用が進んでいけば、と期待しています。

アプリ制作をご支援頂いた皆さん(ユニフォーム姿)と一緒に記念撮影
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