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工学部の「栃尾表町の雁木(がんぎ)づくり」の取組が平成20年度手づくり郷土賞(大賞部門)認定

受賞・表彰

国土交通省大臣表彰 平成20年度 手づくり郷土(ふるさと)賞 大賞部門

表町の小さな試み ~住民と大学,行政による協働のまちづくり~

工学部建設学科が長岡市栃尾表町地区住民の方や自治体と協働で,平成9年から行っている雁木を再生するまちづくりの取組が,国土交通省大臣表彰 平成 20年度「手づくり郷土賞」(大賞部門)に認定され,2月24日(火),長岡市役所栃尾支所において認定証が授与されました。同賞の受賞は,平成13年度 (地域活動部門)以来2度目となります。

手づくり郷土賞は,地域の魅力や個性を創出している,良質な社会資本及びそれと関わりを持つ優れた地域活動を一体の成果として発掘・評価し,国土交通省 が表彰するもので,昭和61年度に創設され今年度で23回目を迎えます。今年度は一般部門と大賞部門の2部門があり,大賞部門は,これまでに同賞を受賞し た取組で,さらに一層の活動の充実が行われるなど,魅力的で個性的な地域の実現に寄与しているものが選定されました。

長岡市栃尾表町地区は,雁木(各戸が通りに面した私有地を提供してつくる庇の通路)がまちの景観をつくっている地域ですが,以前はいくつかの雁木が壊れ たままとなっており,地域のコミュニティさえも失われつつありました。この美しい景観を取り戻して将来に繋ぐために,工学部建設学科の学生が地域の方々, 自治体とチームを組み,話し合いを重ねて雁木の保存・復元に継続して取り組んできました。学生と地域の方々が一緒になって雁木のデザインから建設までを一 貫して行い,実践のまちづくりの経験からお互いに学ぶことができるこの取組は,本学における特色ある演習でもあります。さらに,この協働のまちづくりを きっかけに,本学と地域との交流も深まっています。

なお,この取組は,同賞の受賞以外にも,国土交通省 平成19年度都市景観大賞「美しいまちなみ特別賞」を受賞しています。

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認定書伝達式に出席した関係者
(後列右から3番目が西村副学長(工学部教授))
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雁木再建