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戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に本学の教員2名が採択

研究

平成22年度戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に,本学から大学院医歯学総合研究科の杉山清佳 テニュア・トラック准教授と,災害復興科学センターの井ノ口宗成 特任助教の研究課題が採択されました。
平成22年度(第1期)事業は10領域1378件の応募に対して121件が採択となりました。

『さきがけ』とは・・・

国(文部科学省)が示した戦略目標を踏まえ,JSTが研究領域を設定し,公募するもので,戦略目標に基づいて未来のイノベーションの芽を育む個人型研究で,3年間から5年間に渡り,研究に取り組みます。
なお,今回採択された課題は3年型で,1課題あたり総額平均3000万~4000万円が提供される大型研究費です。

大学院医歯学総合研究科 杉山 清佳 テニュア・トラック准教授

採択領域 「脳神経回路の形成・動作と制御」
採択課題 「臨界期を制御するホメオ蛋白質の新しい役割」(3年)
概要  子どもの脳の成長過程には,経験に応じて回路が作られる「臨界期」という特別な時期があります。臨界期に作られた回路は生涯個性と して保たれることから,幼いころの体験・経験が重要視され,幼児教育の対象にもなっています。本研究では,脳細胞の発達・成熟により臨界期が制御される仕 組みを明らかにしていきます。大人の脳で安全に臨界期を活性化することができれば,回路の再構築などの治療法の開発に貢献すると期待されます。

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災害復興科学センター 井ノ口 宗成 特任助教

採択領域 「情報環境と人」
採択課題 「迅速な災害対応のための空間を用いた情報統合技術の確立」(3年)
概要  災害現場では消防や警察等の機関が個別の目的で情報を収集するため、対応者は目視確認による情報統合を行なっています。このため全 体的な状況把握が遅れ、迅速な対応が阻害されています。本研究では、異なる質の情報を空間的に統合する目視確認過程を空間オントロジーとしてモデル化し、 位置情報を情報集約のキーとした情報統合技術、及びそれを支える基盤を実現します。本研究成果は、異分野の知見統合の基盤技術となります。

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関連リンク

科学技術振興機構(JST)|戦略的創造研究推進事業(さきがけ)