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自然科学研究科材料生産システム専攻素材生産科学コース(博士前期課程)の三つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質・能力)

地球環境保全、資源循環、健康保持増進などの人類の継続的発展に資する新素材・機能材料の設計、開発、製品設計・生産プロセスの最適化、機器の高度化・高機能化などに関する基礎的な専門知識と問題解決能力、柔軟で幅広い応用力を有し、かつ豊かな人間性と高いコミュニケーション能力を備え、グローバル化した社会の継続的発展に貢献するために、専門的職業人としての倫理観と専門分野における知識・技能を拠り所として自ら行動できる人材を育成します。

本学に当プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び42単位以上を修得した者で、人材育成目標に係る下記能力を有すると認められた者に、修士(工学)または修士(学術)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • 自然・社会・人類に及ぼす影響力に関する理解(工学の影響と責任)
  • 自然科学に関する基礎知識とその応用方法についての理解(自然科学の知識と応用)
  • 素材生産科学の専門分野において研究・技術が社会に与える影響に関する理解(専門的職業人としての倫理観)

当該分野固有の能力

  • 応用化学、化学工学に共通する高度専門的知識・技術・手法を理解し、利用する能力(コース共通の専門知識、利用能力)
  • 応用化学系においては、応用化学の高度専門的知識・手法を理解し、高機能性物質の設計、合成、機能解明などに応用できる能力
  • 化学工学系においては、化学工学の高度専門的知識・技術・手法を理解し、環境調和型効率的生産・利用・リサイクル・無害化廃棄システムの構築などに利用できる能力

汎用的能力

  • 専門的問題を解決する選択肢を複数生成し、その中から最適な選択肢を同定する能力(最適解の同定)
  • プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力
  • 専門的問題の創造的解決能力(高度工学力)

態度・姿勢

  • 専門的な問題を解決するために自己の技能を継続的に高める能力(継続的学習)
  • 自立した研究者・技術者として、研究を含めて専門的な問題を解決する過程を管理し実行する能力(マネジメント能力)
  • 専門的職業人と協働して問題を解決する能力(グループワーク能力)

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成

当プログラムの人材育成目標に対応したカリキュラムが編成されています。

  1. 自然・社会・人類に対する倫理的な判断能力を養成するための科目、技術系専門職業人に求められる資質や知識を理解するための科目、自然科学系他専攻科目、自専攻導入科目、インターンシップ科目などを開講しています。
  2. 応用化学系、化学工学系共に高度に専門的な科目を開講しています。
  3. 課題を発見し解決できる能力、学会発表を含むコミュニケーション能力を養うための科目を開講しています。さらに、自ら考えて学修、研究等の計画、マネジメントを行う能力を養成できる科目を開講しています。

学修内容・方法

1年次では自然・社会・人類に対する倫理的な判断能力を養成するため、必修科目である自然科学総論、素材生産科学文献詳読I、素材生産科学セミナーIを履修します。基礎理論・技術を理解し、高度な専門知識の応用能力を養成するため、コース開講専門科目および他専攻専門科目を履修します。また、素材生産科学特別演習、素材生産システム特定研究Iを履修します。

2年次では基礎理論・技術を理解し、高度な専門知識の応用能力を養成するため、素材生産科学文献詳読II、材料生産システム特定研究II、素材生産科学セミナーII、研究発表演習・発表を履修します。

学修成果の評価方法

コース開講専門科目および他専攻専門科目については、各科目のシラバスで公開されている評価基準に基づいて学修成果を評価します。
材料生産システム特定研究I、・IIについては、学位論文審査基準に沿って成果を評価します。
研究発表演習・発表では、学会の講演会等での発表実績を評価します。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める資質・能力と入学者選抜方法

入学者に求める資質・能力(求める学生像)

当プログラムの人材育成目標を達成できる人材を養成するために、以下のような資質・能力を有する学生を求めます。

  1. 自然系の学部基礎教育(工学、理学など)を修得していること。
  2. 数学、物理、化学などの自然科学の基礎学力を修得していること。
  3. 応用化学あるいは化学工学に関わる幅広い基礎学力と専門分野における問題を解決するための基礎的能力を有していること。
  4. 国際性・社会性を修得するために必須なコミュニケーション能力を有すること。
  5. 強い勉学意欲を有すること。

選抜方法

学士課程卒業レベルの基礎学力、専門分野に対する高度な知識と十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力、専門分野に対する明確な動機や意欲をみるため、以下の方法により選抜します。

一般選抜

本選抜では、学士課程で学んだ知識をさらに深め自然科学を活かした専門的職業人を志す、高い勉学意欲を有する人。または、学部課程で学んだ知識を基礎に、新たな知識を学びこれを有効に活用する手法を修得し、自然科学の基礎分野での活躍を目標とする知的好奇心にあふれた強い意志を持つ人を選抜する。
応用化学系:専門科目の筆記試験を行う(無機化学、分析化学、物理化学、有機化学、高分子化学の5科目からあらかじめ届け出た3科目を回答する)。英語はTOEICまたはTOEFLのスコアに基づいて評価する。面接を行う
化学工学系:専門科目の筆記試験を行う(化学工学基礎、反応工学、単位操作、移動現象論の4問全て解答する)。英語はTOEICまたはTOEFLのスコアに基づいて評価する。面接を行う。筆記試験、英語、面接を総合して選抜を行う。

社会人特別選抜

本選抜では、学士課程で学んだ知識と社会人としてのキャリアを基礎に、新しい知識を学びこれを積極的に活用する手法を修得し、専門的職業人としてのキャリアアップや自然科学・技術の新たな分野に進む勉学意欲と自主努力を行う強い意志を持つ社会人を選抜する。
応用化学系、化学工学系とも小論文、面接、出願書類を総合して選抜を行う。

外国人留学生特別選抜

本選抜では、一般選抜の事項に加えて、入学希望コースでの学修に支障ない基礎学力(本コースに対応する学部卒業以上の資格あるいはこれと同等以上の学力)を有し、日本語あるいは英語による必要最小限のコミュニケーション能力を有する人を選抜する。
応用化学系、化学工学系ともに、専門科目と日本語・英語の筆記試験、面接を総合して選抜を行う。