医歯保健学研究科(博士課程)医歯学専攻 医学プログラム 脳とこころの研究コースの三つのポリシー

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ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質・能力)

脳とこころの研究コースは、人とその心を支える脳の機能、高齢化社会において社会的課題となる認知症など脳と心の病気に焦点を当て、脳・精神疾患の理解、予防と治療に貢献する専門家を育成することを目的としています。本コースでは、脳神経科学の最先端研究を行う脳研究所と連携し、ヒト脳検体やモデル生物を活用した最新の脳画像技術や神経・分子・遺伝子解析技術などの手法を駆使して、脳機能の解明や脳疾患の原因究明、早期診断や進行抑制を目指した研究を推進します。また、心理社会的支援と神経科学の知見を組み合わせたケアモデルを研究し、患者や高齢者のQOLを向上する社会的介入法を開発します。多職種連携や学際的アプローチも重視し、脳・精神疾患に対する治療法や包括的ケアの開発と実践に貢献できる人材を育成します。

学位授与の方針・到達目標

本専攻が定める修業年限以上在学し、以下の能力を身に付け、所定の単位数を修得した者で、博士論文の審査および最終試験に合格した学生に、博士(医学)または博士(学術)のいずれかの学位を授与します。

知識・理解

  • 脳と心の働きを支える脳・神経回路の物質・形態・機能的な仕組みを理解している。
  • 認知症や精神疾患、神経変性疾患など脳の病態と治療法に関する高度な知識を修得している。
  • ヒト脳検体や最新の脳画像・神経・分子解析技術による学際的な研究・診断・治療の知識を有している。
  • 心理社会的支援と神経科学の知見を統合した精神的ケアの理論を理解している。
  • 患者のQOL向上に寄与する医学・社会・認知的介入法に関する知識を備えている。

当該分野固有の能力

  • 脳やその疾患の神経・分子メカニズムを解明し、脳機能の理解や新たな治療法の開発に貢献できる研究力を有する。
  • 脳疾患の早期診断と進行抑制を目指し、遺伝子解析や脳画像技術を活用した個別化医療を実践できる能力を有する。
  • うつ病や不安障害などの精神疾患に対する効果的な治療法を開発し、臨床現場で応用する力を備えている。
  • 高齢者の社会的・認知的トレーニングを通じたQOL向上のための介入プログラムを設計・実施できる能力を修得している。
  • 学際的アプローチを基盤に、多職種・多分野チームの連携を推進し、脳や心の健康を総合的に支える能力を有する。

汎用的能力(トランスファラブル・スキル)

  • 医学・科学的なデータを統合的に解析し、論理的に解釈する能力を備えている。
  • 高度な科学的思考を基盤に、課題発見から解決までを効率的に進める力を有している。
  • 研究成果を国際的に発信し、グローバルな医学・科学的課題に貢献する能力を有している。
  • 地域社会との連携を促進し、実践的なケアモデルを運用するためのリーダーシップを発揮できる。
  • 自律的な学びと研究活動を継続し、医学・科学分野における学術的知見や医療の発展に貢献できる。

態度・姿勢

  • 脳と心の医学研究者として、基礎研究から臨床応用に至る課題に取り組む責任感を有している。
  • 脳と心の健康を支える専門家としての倫理観を持ち、高度な専門性を社会に還元する姿勢を有している。
  • 患者中心の視点を重視し、QOL向上に向けた医学・社会的介入を開発・推進する意欲と責任感を備えている。
  • 多職種・多分野との連携の重要性を認識し、脳・精神疾患の包括的ケアや課題解決を実践する意識を持っている。
  • 研究成果を社会に還元し、脳と心を支える医学と科学の発展に貢献する使命感を有している。

カリキュラム・ポリシー

教育課程編成の方針

「総合知」を創出する場で課題解決に主体的・協働的に取り組み活躍する人材として必要な資質・能力を確実に修得させるために、

  • 横断的な理解の土台となる方法論を学ぶための専攻共通科目
  • 多面的な知識を修得し、実践力を養うことを目的とした選択必修のプログラム共通科目
  • 当該プログラムの体系的な専門科目

以上を統合する課題研究と研究指導を組み合わせ、広さと深さを両立する柔軟な教育課程を編成します。
各学生に対し、研究指導委員会(主指導教員1名および副指導教員2名で構成)を設置します。

教育内容・方法の方針

  • 脳と心の健康に焦点を当て、脳機能の解明および脳・精神疾患の原因究明と予防、治療に貢献するための教育・研究プログラムを提供する。これにより、患者や高齢者のQOL向上の推進に貢献できる人材を育成する。
  • 脳研究所と連携し、最先端の脳神経科学研究を基盤とした教育を実施する。ヒト脳検体やモデル生物を活用した脳画像技術や神経・分子・遺伝子解析技術を習得し、脳と疾患の理解、早期診断と進行抑制に向けた個別化医療を推進する能力を育成する。
  • 認知症やパーキンソン病、ALSなど多岐にわたる脳疾患の病態解明を目指し、脳の神経回路や分子メカニズムを研究する力を育成する。これにより、新たな治療法や介入法の開発を推進できる人材を育成する。
  • 認知症や精神疾患に対応するため、心理社会的支援と神経科学の知見を組み合わせたケアモデルを開発し、実践的な支援策を学ぶ機会を提供する。
  • 高齢者の社会的・認知的トレーニングを通じて、地域社会とのつながりを強化する介入法やケアモデルを研究し、実践的な解決策を学ぶカリキュラムを提供する。
  • 多職種連携や学際的アプローチを重視し、脳と心の健康に対する包括的なケアや疾患に対する治療法の開発に貢献できる専門家を育成する。これにより、地域から国際的な医療課題まで貢献する人材を輩出する。

学修成果の評価方法に係る方針

学修成果を評価するに当たっては、試験、レポート、ポートフォリオ、ルーブリック等を用いたパフォーマンス評価等、多角的な評価を実施する。学位論文の成果については、研究科及び各プログラムで定めた学位論文審査基準に則って評価を実施します。重要科目や標準テストの評価情報、カリキュラム・マップに基づく成績情報の集約を適宜活用します。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める資質・能力と入学者選抜方法

求める人材像

本コースは、高齢化社会において社会的課題となる脳と心の健康の向上を目指し、脳機能の解明と脳・精神疾患の原因究明・予防・治療に貢献する高度専門職業人および研究者を育成します。そのため、以下の資質と能力を持つ人を求めます。

  • 脳と心の機能に関心を持ち、脳や神経回路の物質・形態・機能的な仕組みの探究に取り組む意欲がある人
  • 認知症やパーキンソン病、ALSなど多岐にわたる脳疾患や精神疾患に関心を持ち、病態の原因究明、予防と治療法の開発に向けた研究に取り組む意欲がある人
  • ヒト脳検体を活用した脳画像技術や遺伝子解析技術を学び、個別化医療や早期診断の実現に貢献したい人
  • うつ病や不安障害に代表される精神疾患の支援策や治療法の開発に関心を持ち、心理社会的支援と神経科学の知見を活用する探求心がある人
  • 多職種連携や学際的アプローチを活かし、社会的・認知的トレーニングや地域社会とのつながりを促進するケアモデルを提案し、QOLの向上に貢献する意志がある人

入学者に求める資質・能力(求める学生像)

  • 学問分野の基礎知識
    自己の専門分野における基礎的な知識を有していること
  • 学際的・複眼的な視野
    一つの学問分野のみにとらわれず、複数の学問分野の知見を統合したり、複数のアプローチを用いたりするなどして、新たな知識や価値を創造する意欲を持っていること
  • 問題解決能力
    複雑な社会問題に対し主体的かつ協働的に取り組む姿勢と、そのための基本的な研究能力を備えていること
  • コミュニケーション能力
    高度な言語能力(英語を含む)を駆使して、多様な方法で情報を収集・整理・発信できること
  • 倫理観と社会貢献意識
    高い倫理観を持ち、地域社会や国際社会への貢献意識を持っていること

選抜方法

医歯保健学研究科(博士課程)の入学者選抜は、多様な学生を確保するために以下の3つの区分で実施し、出願書類等を総合して行います。

一般選抜

医学プログラム及び歯学プログラムいずれも、外国語試験(英語)と口述試験を課します。外国語試験では、研究に必要な英文読解及び記述力を含めたコミュニケーション能力と志望する学問分野に関する基礎知識を評価します。口述試験では志望する学問分野に関する知識、問題解決能力、コミュニケーション能力を評価するほか、学際的・複眼的な視野や倫理観・社会貢献意識に関する態度を評価します。

社会人特別選抜

医学プログラムでは、外国語試験(英語)と口述試験を課します。外国語試験では、研究に必要な英文読解及び記述力を含めたコミュニケーション能力と志望する学問分野に関する基礎知識を評価します。口述試験では志望する学問分野に関する知識、問題解決能力、コミュニケーション能力を評価するほか、学際的・複眼的な視野や倫理観・社会貢献意識に関する態度を評価します。

外国人留学生特別選抜

医学プログラムでは、外国語試験(英語)と口述試験を課します。外国語試験では、研究に必要な英文読解及び記述力を含めたコミュニケーション能力と志望する学問分野に関する基礎知識を評価します。口述試験では志望する学問分野に関する知識、問題解決能力、コミュニケーション能力を評価するほか、学際的・複眼的な視野や倫理観・社会貢献意識に関する態度を評価します。