大学経営人材サミット2026を開催しました

2026年9月16日 お知らせ

2026年9月7日、東京コンベンションホール(東京都中央区)において、「大学経営人材サミット2026」を開催しました。

本サミットは、新潟大学が推進するJ-PEAKSの取組を横断的に体験できる「J-PEAKS WEEK」の幕開けとなるフラッグシップイベントとして開催したものです。大学改革の推進に不可欠な「大学経営人材」に焦点を当て、大学経営の高度化や社会・産業界との共創に関する先進事例を共有するとともに、これからの大学経営のあり方について議論を深めることを目的として実施しました。
当日はハイブリッド形式で開催し、大学関係者 236 名、産業界・金融機関 56 名、行政機関 24 名、合計 316 名が参加しました。

第1部 全体会議
開会にあたり、新潟大学学長 染矢俊幸が主催者挨拶を行い、本サミット開催の趣旨と、大学経営を担う人材育成・組織改革の重要性について述べました。
続いて、文部科学省文部科学審議官 柿田恭良氏、経済産業省イノベーション・環境局 局長 菊川人吾氏から来賓挨拶をいただきました。また内閣府本府参与 上山隆大氏による基調講演においては、大学経営には「資金獲得・経営能力・人材流動性」の連動が不可欠であり、個別大学の枠を超えた「共同」での経営人材育成の重要性が示されました。

その後、新潟大学理事・副学長 川端和重による趣旨説明に続き、ボストン・コンサルティング・グループ合同会社 Managing Director & Partner 折茂美保氏から海外における大学経営の先進事例として米・2大学の取組事例が紹介され、産学官イノベーションエコシステムの構築においては大学や地域の特性に応じた対象領域の明確化と、それに即した体制整備の重要性が示されました。さらに国内の事例として、岡山大学、立命館大学、東北大学、新潟大学による取組事例紹介が行われ、各大学の特色ある取組とその実現に向けた組織改革・人材の配置の実践例が共有されました。

また、ポスターセッション参加大学によるショートトークでは、大学経営力強化や研究力向上に向けた多様な取組が紹介されました。最後に、一般社団法人日本経済団体連合会イノベーション委員会委員長(アステラス製薬株式会社代表取締役会長)安川健司氏より産業界からのメッセージとして、産学連携を基軸にカリキュラムや教員体制を戦略的に改革し、イノベーション創出を担う人材の育成が不可欠であり、大学と企業間におけるクロスアポイントメント制度の活用などを通じ、双方を行き来する人材の流動性を高め、産業界と大学が一体となって知と人材の循環を加速させる必要性が示されました。

第2部 ポスターセッション・意見交換会
第2部では、全国15大学によるポスターセッションと意見交換会を実施しました。参加者は大学ごとの先進的な取組や改革事例について直接担当者と意見交換を行い、大学経営の高度化や研究力強化に向けた課題、今後の展望について活発な議論を交わしました。
参加者の間では、大学経営を担う専門人材に求められる能力や役割、研究支援人材から大学経営人材へと職務領域が広がる中で必要となるスキル・専門性、組織横断的な情報共有やナレッジマネジメントのあり方などに関心が集まり、博士人材を含む高度専門人材の多様なキャリアパスをどのように構築していくかといった論点についても意見が交わされました。さらに、大学改革や研究力強化を持続的に推進するためには、多様な専門性を持つ人材が連携しながら学内外の関係者を結び付けていくことが重要であるとの認識が共有されました。参加者同士の対話を通じて、人材育成、組織設計、社会との共創を一体的に捉えた大学経営のあり方について理解を深める機会となりました。

今後に向けて
本サミットを通じて、大学経営人材の育成や組織改革に関する知見を共有するとともに、大学、産業界、行政機関等の関係者による新たなネットワーク形成の機会を創出することができました。
また、第2部の意見交換会では、本サミットを継続的な取組として発展させていくことが共有され、次回は岡山大学が主催大学となって開催する予定であることが発表されました。参加者からは、本サミットを通じて形成された大学間のつながりを基盤に、今後も大学経営力強化に向けた実践的な知見の共有や連携を継続していくことへの期待が寄せられました。
新潟大学では、今後もJ-PEAKSの取組を通じて研究力強化と社会との共創を推進するとともに、大学経営人材の育成や大学改革に関する全国的な議論・連携の場づくりに貢献してまいります。

 

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