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令和2年度白衣式を開催しました

2020年12月21日 月曜日 トピックス

全国の医学部・医科大学では、臨床実習に臨む学生に対して、それまで習得した医学の知識と技能を評価する全国共通の試験(共用試験)を課しています。これは、医師の資格のない学生が患者さんに接して臨床実習を行うために最低限の知識・技能・態度が備わっているかについて、事前に学生の評価を行うものです。この試験を合格した学生だけが、Student Doctorの認証を得て病院実習への参加を許されることから、本学医学部医学科では医師国家試験に準じる重要な試験として位置付けています。

このたび、この共用試験に合格し、臨床実習に参加することとなった医学部医学科の4年生に対し、白衣を授与し実習の門出を祝うとともに学生たちが決意を新たにする機会である「白衣式」を12月16日(水)に行いました。
この「白衣式」は、高い倫理感が求められる医療現場において、学生が医師となる者としての自覚を持ち、病院での実習を行うためのマナーや守秘義務に対して宣誓を行う重要な場でもあります。例年,医学部教授と臨床実習に参加するすべての学生が一同に会して開催されますが,今年度は,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,代表学生と医学部長,医歯学総合病院長ら一部の教員が現地で参加し,その他の学生はオンライン参加となりました。

式典では、染矢医学部長から学生たちに対し「医の倫理をよく理解し、自覚を持って実習に臨んでほしい」との訓示があり、共用試験修了証明書及び白衣の授与が行われました。教員から激励の言葉とともに大学のネームの入った真新しい白衣が掛けられると、学生たちは「頑張ります」と力強く応え、臨床実習に向けて気持ちを新たにしているようでした。
続いて学生たちは宣誓書に署名し、学生代表の山﨑広大さんが、医学部長,医歯学総合病院長らを前に臨床実習を行う上での遵守事項を守ることを誓うとともに、「臨床実習を通して、温かな人間性を持ち、患者さん一人一人と良好な信頼関係を築きつつ、確かな知識と技術で医療を行う医師を目指して日々研鑽に励みたい」と決意を述べました。

最後に冨田医歯学総合病院長から、「医師として第一歩はこれから始まる臨床実習であり,臨床実習を通して知識,技術ともに経験を積んでほしい。そして,患者さん,ご家族の立場に立つ人間性豊かな医療人を目指してほしい。」との訓示がありました。
学生たちは、この1月から約1年半をかけて、本学医歯学総合病院などにおいて臨床実習に励み、医師免許取得に向けた実務を学んでいきます。

 

宣誓を行う代表の山﨑広大さん
宣誓書に署名する学生
集合写真

本件に関するお問い合わせ先

医歯学系総務課 入試・臨床実習係
電話 025-227-2116

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