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工学部人間支援感性科学プログラム学生作品展「つなぐ」展が開催されました

2023年2月6日 月曜日 学生活動

本学工学部人間支援感性科学プログラム学生作品展「つなぐ」展が、1月27日(金)から1月29日(日)まで新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ4階ギャラリーで開催されました。

アートクロッシングにいがた実行委員会が主催するこの展覧会では、アートクロッシンングにいがたと本学工学部の近年の取組がパネル・映像で紹介されたほか、同プログラムの学生たちが芸術工学分野の授業実践及び研究で制作した作品26点が展示され、3日間で約180人の来場者が訪れました。

展示された作品は、鑑賞者の動きや心拍、体温などをセンシングしフィードバックすることでリアルタイムに変化する作品や、計測した数値をもとに目には見えない事象を可視化した造形作品、VRを用いた仮想現実空間を体験できる作品など、実に様々。単に見るだけでない、鑑賞者が参加することではじめて作品として完成するものが多いことが特徴です。会場には地域の方など多くの来場者があり、制作した学生たちが作品の特徴や体験方法について丁寧に説明する姿が見られました。

工学部・三村研究室の鈴木さんが制作したのは、『海の呼吸』という作品。鑑賞者は、海の映像を前に、波が浜辺に寄せる音声をヘッドホンで聞きながら、心拍を測るセンサを持ちます。穏やかな波と呼吸を合わせリラックスすると、鑑賞者の心拍に呼応し海の映像が昼の景色から夕方の景色に変化します。海の映像と音は角田浜(新潟市西蒲区)で撮影・録音したものです。鈴木さんは、「昔から海を見ることが好きで、見ているととてもリラックスできます。この自身の体験を作品にできたらなと思い、制作しました。鑑賞された方には、ぜひこの作品でリラックスした時の呼吸を覚えていただき、日常でストレスを抱えた時にその呼吸を思い出してもらえたら嬉しいです。」と話してくれました。

『海の呼吸』
 

学生の作品制作を指導した教員の一人、三村友子准教授は、「研究室配属されたばかりの学部3年生から、研究を重ねてきた修士2年生まで、それぞれが自身の興味・関心に基づいて設定したテーマと工学的な知見や技術をもとに作品制作を行いました。初めての素材や技術に戸惑い、つまずくこともありましたが、学年や研究室を越えてお互いに助け合い、今回の展覧会を迎えることができました。普段は大学の中で研究や制作を行っていますが、こうして広く一般に公開することで、それぞれの魅力や今後の課題を発見し、社会との接点を考察する良い機会になったと思います。」と力を込めました。

会場の様子

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