平成26年5月7日

本学　医歯学総合病院の中川由紀講師，髙橋公太 本学前教授（公益財団法人 新潟県臓器移植推進財団理事長），齋藤和英准教授，新潟県臓器移植推進財団　臓器移植コーディネーター秋山政人 氏が，「地域医療機関を中心とした献腎移植の普及啓発」に対して、文部科学大臣表彰（科学技術賞：理解増進部門）を受け，4月15日に文部科学省講堂において表彰式が行われました。

中川講師らが受賞した「理解増進部門」は，青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し，又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者に贈られるものです。
主な活動内容は，1999年より新潟県の県内病院に対する臓器提供普及啓発活動を，2003年からは，新潟県知事と福祉保健部の協力のもとドナーアクションプログラム(Donor Action Program: DAP)を開始し，院内コーディネーター制度などのシステム作りも進めてきました。2011年には，新潟大学内に国立大学法人として初めて移植医療支援センターを開設し，ドナー情報から移植に至る業務を円滑に遂行する体制を構築しました。
このたびの受賞は，こうした活動により日本におけるドナー・アクション・プログラムのロールモデルとして全国に紹介され，地域医療機関を中心とした献腎移植の普及啓発に寄与した業績が認められたものです。

左から，齋藤准教授，中川講師，高橋名誉教授，秋山氏

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