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「工学教育国際フォーラム in 新潟」を開催しました

2017年03月27日 月曜日 トピックス

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で提言されているように,地域に根ざしたグローバル・リーダーの育成や起業家の育成が重要な課題となっています。また,「理工系人材育成戦略」では,実践的な課題解決能力を有する人材の育成が提言され,インターンシップなど企業と協働した教育が重要な課題となっています。一方,世界経済においては,巨大市場を有するASEAN経済が注目されており,特に潜在力に富むメコン地域の成長が重要と位置づけられています。

国際的な工学教育,特に「地域創生に貢献できる実践的なグローバル理工系人材の育成」について,メコン地域大学との新しい学生相互交流教育プログラム事業の紹介も含めて,有益で実質的な情報交換の場を提供することを意図して,平成29年3月10日(金)に中央図書館ライブラリーホールにて,「工学教育国際フォーラム in 新潟」を開催しました。

第1部の基調講演では,「起業家精神の育成について」と題して,英国のストラスクライド大学のStoyan Stoyanov博士が,また「スタンフォード大学のeラーニングの過去・現在・未来について」と題して,米国のスタンフォード大学のPaul Marca氏が,それぞれの大学における先端的な工学教育の取組みを分かり易く紹介しました。

第2部は,地域企業との協働でのグローバル教育という観点から,「文科省採択事業G-DORMプロジェクトの概要:地域企業との協働によるグローバル人材育成」と題して,新しく立ち上げる留学交流教育プログラムについて紹介した後に,県内企業の代表取締役社長による「海外自社工場と本社でのグローバル人材の実情と課題」についての講演が行われ,続いて本学工学部を卒業し県内企業に就職した留学生2名,海外インターンシップ経験のある工学部在学生2名による発表が行われました。地域企業と理工系留学交流事業との連携の有用性が明らかとなりました。

カンボジアの王立プノンペン大学,ラオスのラオス国立大学,タイのチュラロンコン大学,ベトナムのハノイ工科大学からの教職員及び学生に加えて,多数の地域企業等の学外参加者を含む約100名が,真剣な表情で講演に耳を傾け,講演後には質問や意見交換を行い,たいへん有意義なフォーラムとなりました。

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