このページの本文へ移動
  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 法と技術シンポジウム「人工知能(AI)による自動走行と社会」を開催しました

法と技術シンポジウム「人工知能(AI)による自動走行と社会」を開催しました

2017年09月22日 金曜日 トピックス

本学法学部は,理化学研究所革新知能統合研究センター,新潟県とともに9月18日(月・祝)に朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターにて,法と技術シンポジウム「人工知能(AI)による自動走行と社会」を開催しました。

本シンポジウムでは,飛躍的な進歩が見込まれるAI関連技術の応用例として現在もっとも注目を集めている自動走行車について,普及の障害となる課題をこれまで注目されてきた技術的な側面ばかりではなく、法学的な側面からもどのように解決していくべきかというテーマで講演とそれに基づくディスカッションを行ないました。当日は高校生や大学生,一般の方などを含む約120人が参加しました。

髙橋学長の挨拶の後,理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)社会における人工知能研究グループリーダーである東京大学の中川裕志教授による基調講演「人工知能と社会~理研のAI研究~」が行われ,続いてKDDI総合研究所の加藤尚徳氏が「AIにおける自動走行の現在と未来」と題する報告で「自動車」と「他動車」のコンセプトに関する検討を行い,最後に本学法学部の橋口祐介講師が歴史的には事業者責任から危険責任への転換が生じてはいるものの、自動走行車にまつわる民事責任は危険責任の枠内で論じることが可能とする「AIによる自動走行と民事責任」と題された報告を行いました。

その後、本学法学部の鈴木正朝教授を司会者に「AIによる自動走行と社会~自動車から他動車~」と題して行われたパネルディスカッションでは,米山隆一新潟県知事も参加し,行政,法律学,技術と,多角的な視点から討論が交わされました。参加者からの質問への回答も交えた議論は白熱し,会場は大いに盛り上がりました。

本学法学部では,今後もこのような法律と他分野による社会の課題解決に向けたテーマをシンポジウム等で扱ってまいります。

報告の様子 パネルディスカッションの様子

本件に関するお問合わせ先

法学部資料室
電話 025-262-6488
FAX 025-262-6535

他のニュースも読む