説明可能なAIによる将来の体重予測~3年先までの体重予測で健診現場や患者指導支援に応用できる可能性~
本学大学院医歯学総合研究科血液・内分泌・代謝内科学分野の藤原和哉特任准教授、曽根博仁教授らの研究チームとNECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:石井力、以下NECソリューションイノベータ)の合同研究チームは、2年間の健康診断の結果をもとに、食事内容や運動習慣の変化に応じて、その後3年間の体重がどのように推移するかを、同社開発の人工知能(AI)で予測できる可能性を示しました。
さらに、異種混合学習技術を用いることで、従来人工知能が抱えていた「AIのブラックボックス問題」にも対応できるようになりました。
本研究成果は、2023年6月15日、国際専門誌「Frontiers in Public Health」(IF:5.2)に掲載されました。
本研究成果のポイント
- 説明可能なAIにより、食事内容や運動習慣の改善に伴う3年間の体重推移を予測できる可能性を示した。
- 本研究による体重予測は、従来の回帰分析と同程度の予測精度を持ち、より迅速かつ効率的である。
研究内容の詳細
説明可能なAIによる将来の体重予測~3年先までの体重予測で健診現場や患者指導支援に応用できる可能性~(PDF:5.5MB)
論文情報
【掲載誌】Frontiers in Public Health
【論文タイトル】Machine learning approach to predict body weight in adults
【著者】Kazuya Fujihara, Mayuko Yamada Harada, Chika Horikawa, Midori Iwanaga, Hirofumi Tanaka, Hitoshi Nomura, Yasuharu Sui, Kyouhei Tanabe, Takaho Yamada, Satoru Kodama, Kiminori Kato and Hirohito Sone
【doi】10.3389/fpubh.2023.1090146
本件に関するお問い合わせ先
医歯学系総務課
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