ホトトギスの花が光で薄紫に色付く仕組みを解明-花被の地色形成メカニズムが明らかに-
研究成果
ユリ科ホトトギス属植物の花被(花弁)には、薄紫色の地色の上に濃い赤紫色の斑点が無秩序に形成されますが、これらの形成メカニズムはこれまで不明でした。本学大学院自然科学研究科博士前期課程(研究当時)の新奥佑太さん、同大学農学部の大谷真広准教授、中野優教授らの研究グループは、地色が光に応じて形成されることを明らかにするとともに、この地色形成を制御する遺伝子を特定しました。本成果は、花が光に応じて色付く仕組みの理解につながるとともに、将来的には園芸植物の分子育種への応用が期待されます。
本研究成果は、2026年3月28日付で科学誌「Scientific Reports」に掲載されました。
本研究成果のポイント
- ホトトギス属植物の花被では、地色は光依存的に形成される一方、斑点模様は光非依存的に形成されることを明らかにした。
- 花蕾の遮光実験、遺伝子発現解析および形質転換実験により、地色形成を制御する遺伝子を特定した。
- 本研究成果は、花の色付きや模様形成メカニズムの解明に貢献するとともに、園芸植物の分子育種への応用が期待される。
研究内容の詳細
ホトトギスの花が光で薄紫に色付く仕組みを解明-花被の地色形成メカニズムが明らかに-(PDF:1MB)
論文情報
【掲載誌】Scientific Reports
【論文タイトル】Identification of an R2R3-MYB gene regulating tepal background coloration in Tricyrtis sp.
【著者】Yuta Shinoku, Ichiro Kazama, Yusuke Kanemaki, Mai Shibuya, Kakeru Inagawa, Julia Ono, Masaru Nakano, Masahiro Otani
【doi】10.1038/s41598-026-46254-x
本件に関するお問い合わせ先
広報事務室
E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp
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