新潟から全国の研究を加速
新潟大学が先端研究設備の全学共用・全国展開へ
―文部科学省「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に採択―
トピックス
本学は、このたび文部科学省「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に採択されました。全国の研究大学等から47件の提案があり、19件が選定されたものです。
本事業は、文部科学省が公募する施設整備と、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する基金事業を一体的に進めるもので、本学はJSTの基金事業として採択されました。事業期間は10年間を予定しています。
近年、研究に必要な分析装置や測定機器は高度化・高額化が進んでいます。一方で、研究室単位で設備を整備する従来の仕組みでは、学内で同種機器が重複して導入されることや、若手研究者が必要な設備にアクセスしにくいことが課題となっています。
EPOCH事業では、研究設備を大学全体の共通資産として捉え直し、技術職員やUA(University Administrator)などの専門人材とともに、研究設備の整備・共用・高度化を担う「コアファシリティ」を構築します。また、産業界や学会、資金配分機関との連携により、全国の研究者が先端研究設備を活用できる環境整備を推進します。
■本学の構想
研究基盤統括本部(ARK)を司令塔として、研究設備、技術職員、研究データ、財源を大学の経営資源として一体的に運用します。研究設備を「研究室が所有する設備」から、「大学全体で共有し、地域と連携しながら全国へ開く研究基盤」へ転換することを目指します。
具体的には、研究者が設備を所有していなくても、技術職員による測定支援や品質保証されたデータ提供を受けられる体制を整備します。さらに、部局横断的な技術職員の育成・配置を進め、全学的なコアファシリティ化を推進します。加えて、関東・甲信越・東北地域の参画機関との連携を強化し、我が国の研究基盤ネットワークの一翼を担います。
本学はこれまで、脳研究所および約3,400例の剖検脳を有するブレインバンクを中心とした脳科学研究基盤や、米・発酵・日本酒学を核とする食と健康研究基盤を整備してきました。これらの分野で培った設備共用や研究支援の仕組みを全学へ展開し、研究力のさらなる向上を図ります。
これらの取組を、令和6年度採択の「J-PEAKS」、令和7年度採択の「FLAGs」と連動させることで、研究力強化、人材育成、研究基盤整備を一体的に推進し、持続的に価値を創出する研究大学として社会に貢献してまいります。
■構想概要

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本件に関するお問い合わせ先
研究企画推進部研究推進課
電話 025-262-6750