発酵乳製品の摂取が多いほど変形性膝関節症のリスクは低い-発酵食品による疾病予防の可能性を示す新たな知見-
研究成果
本研究成果のポイント
- 発酵乳製品(チーズ、ヨーグルト)の摂取量が多いほど膝関節症のリスクは低かった
- この関連は男女ともに認められ、比較的強固であった
- チーズおよびヨーグルトの摂取量はそれぞれ独立して膝関節症低リスクと関連していた
概要
本学大学院医歯保健学研究科環境予防医学分野の中村和利教授らの研究グループは、新潟県村上地区在住の40~74歳の地域住民10,411人を約11年間追跡し、乳製品の摂取と変形性膝関節症(膝関節症)の発症との関係を調べました。その結果、乳製品全体の摂取量が多い人ほど、膝関節症を発症するリスクが低い傾向がみられました。特に、チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品を多く摂る人ではリスクが低く、この関連は男女ともに認められました。一方、牛乳では明らかな関連はみられませんでした。本研究から、乳製品の中でも特に発酵乳製品の摂取が、膝関節症の発症リスク低下と関連する可能性が示されました。
研究内容の詳細
発酵乳製品の摂取が多いほど変形性膝関節症のリスクは低い-発酵食品による疾病予防の可能性を示す新たな知見-(PDF:1MB)
論文情報
【掲載誌】Clinical Nutrition
【論文タイトル】Fermented dairy intake and symptomatic radiographic knee osteoarthritis risk in middle-aged and older adults: an 11-year cohort study
【著者】Bulycheva I, Watanabe Y, Kitamura K, Kabasawa K, Saito T, Takahashi A, Kobayashi R, Oshiki R, Yamazaki O, Watanabe K, Takachi R, Tsugane S, Nakamura K
【doi】10.1016/j.clnu.2026.106756
本件に関するお問い合わせ先
医歯学系総務課
E-mail shomu@med.niigata-u.ac.jp