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コア・ステーション

医歯学系附置 認定事業体

国際口腔保健教育研究センター こころの発達医学センター 臓器連関研究センター
国際感染症教育研究センター 細胞のオートファジー研究センター センシング総合研究センター
未来医療研究開発センター    

国際口腔保健教育研究センター

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事業代表者

所属:医歯学系
職名:教授
氏名:小川 祐司
電話:025-227-2857
E-mail:ogahpre@dent.niigata-u.ac.jp

事業の目的

WHO(世界保健機関)の協力センターとして、教育研究の国際化及びWHO研究協力センターネットワークを活用した多面的教育研究を遂行します。

  1. 口腔保健分野の教育、研究プロジェクトを推進し、基礎、疫学研究から応用研究へと展開し、最先端の口腔保健分野をリードする。
  2. 諸外国の大学や研究機関と連携して多面的教育研究ネットワークを構築し、口腔保健分野の国際的教育研究拠点を形成する。
  3. 若手研究者を海外に派遣し、また本学に招聘し、将来の口腔保健推進を担う人材の育成と活動を支援する。

事業内容

  1. 栄養、身体機能と口腔に関するWHO世界戦略の施行を支援する。
  2. WHO国際口腔保健情報システム(WHO Oral Health Country/ Area Profile Program)のデータ集積と管理を行う。
  3. 本学大学院生を研修生としてWHO本部(ジュネーブ)へ派遣する。
  4. 発展途上国留学生の国際口腔生命科学履修コースへの招聘、外国人研修生の受け入れを行う。
  5. 発展途上国へ本学教員を派遣し、国際口腔保健教育・セミナーを実施する。
  6. 発展途上国へ本学教員を派遣し、国際口腔保健調査・研究、口腔保健政策立案を支援する。

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
小川 祐司 医歯学系(歯学部)/教授 予防歯科学 事業代表者
井上 誠 医歯学系(歯学部)/学部長 摂食リハビリテーション  
葭原 明弘 医歯学系(歯学部)/教授 地域口腔保健学  
大内 章嗣 医歯学系(歯学部)/教授 福祉学  
有森 直子 医歯学系(医学部)/教授 看護学  
照沼 美穂 医歯学系(歯学部)/教授 口腔生化学  
冨原 圭 医歯学系(歯学部)/教授 口腔外科学  
濃野 要 医歯学系(歯学部)/教授 口腔保健学  
村山 伸子 新潟県立大学/教授 健康栄養学  
宮﨑 秀夫 明倫短期大学/学長 国際口腔保健学  
竹原 祥子 医歯学系(歯学部)/准教授 予防歯科学  
石田 陽子 医歯学系(歯学部)/特任准教授 歯学教育開発室  
Kaung Myat Thwin 医歯学系(歯学部)/助教 予防歯科学  
星野 剛志 医歯学系(歯学部)/助教 予防歯科学  
宮﨑 秀夫 明倫短期大学/学長 国際口腔保健学  
Karawekpanyawong Raksanan マヒドン大学歯学部/講師 国際口腔保健学  

こころの発達医学センター

事業代表者

所属:医歯学系
職名:教授
氏名:長谷川 功
電話:025-227-2068
E-mail:isaohasegawa@med.niigata-u.ac.jp

事業の目的

近年、こども虐待、いじめ・自殺問題、不登校、学級崩壊など、子どものこころに関する事例が社会問題となっている。また自閉症に代表される発達障害は、近年、映画やテレビでもさかんに取り上げられるなど、その社会的認知度が急速に高まってきており、子どものこころの発達の問題や発達障害に対する医学的対応の充実が強く求められている。しかしながら、現状では発達障害の原因や有効な治療法の解明はほとんどなされておらず、この研究領域の発展は強い社会的要請といえる。「こころの発達医学センター」では、こうした社会的ニーズを踏まえて、上記の問題に対応するために、ヒトが生まれ,一個人としての人格を形成していく道程、すなわち「こころ(精神)の発達」を、脳とこころの科学として解明し、さらに生物学的なエビデンスに基づいた包括的致傷・介入プログラムを開発するための取組を行います。

事業内容

センターを以下の4分野により構成し、各分野の協力・連携のもと、事業を推進します。

  1. 「臨床発達医学分野」
    周産期、幼児・学童期、思春期等の各年代における定型発達児・非定型発達児のサンプル収集を行い、研究を行うことで、ほぼ全年代の発達段階のサンプル、発 達に関するデータを収集する。また、長期フォローを目的とした疫学調査も同時に行う。さらに、以下の2~4の生物学的研究から得られた知見を元に、発達障 害に対する有効な治療プログラムを策定する。
  2. 「脳機能画像分野」
    脳形態や脳内生化学代謝に関するデータを蓄積し、さらにこころの発達に関する認知課題における脳機能の推移を調査する。
  3. 「分子遺伝学分野」
    遺伝的要因の関与が大きいと示唆されている発達障害である自閉症を対象に、精神科、小児科、および他施設の共同で収集された大規模なゲノムDNAサンプル群の解析を行い、疾患感受性遺伝子を明らかにする。
  4. 「分子神経生物学分野」
    蓄積された画像・遺伝子データを下に、生化学教室などの協力の下、発達障害動物モデルを作成し、推定される発達障害の神経基盤を検証する。また末梢血リンパ球中に発現する各種パラメーターのmRNAや神経栄養因子を測定し、脳画像研究で得られた所見との関連を解析する。

教育・育成に関しては、学生・研修医に対し、新潟こころの発達セミナーの開催を含め、講義などでこころの発達医学の正確な知識を伝えていく。現在当センターと協力体制にある機関において発達精神医学専門医が育成できる体制が整っており、今後、他大学出身者を含めて多くの研修医を受け入れ、専門医教育を推進していく。

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
長谷川 功 医歯学系(医学部)/教授 神経生理学分野 事業代表者
斎藤 昭彦 医歯学系(医学部)/教授 小児科学分野  
田中 篤 長岡赤十字病院嘱託医師/新潟県医師会理事 小児科学分野  
川嵜 圭祐 医歯学系(医学部)/准教授 神経生理学分野  
野住 素広 医歯学系(医学部)/講師 神経生化学分野  
江川 純 医歯学系(医学部)/准教授 精神医学分野  
杉本 篤言 大学院医歯学総合研究科/特任准教授 精神医学分野  
中津 史 医歯学系(医学部)/准教授 神経生化学分野  
河嵜 麻実 神戸大学バイオシグナル総合研究センター/特命講師 神経生化学分野  
吉永 清宏 医歯学総合病院/助教 精神医学分野  

臓器連関研究センター

事業代表者

所属:脳研究所
職名:所長
氏名:小野寺 理
E-mail:onodera@bri.niigata-u.ac.jp

事業の目的

高齢者における臓器障害で重要な因子である臓器連関について、新潟大学の特徴である脳研究所、腎研究施設の研究基盤と高齢者人口の多い過疎地での地域医療基盤を融合させ、基礎及び臨床面から臓器間ネットワークによる病態を解明する。

事業内容

文部科学省特別経費採択事業「寝たきりゼロを目指した多面的オミックス疫学研究」(平成22年度~平成26年度)を推進し、高齢者における臓器障害で重要な因子である臓器連関について、本学の特徴である脳研究所、腎研究施設の研究基盤と高齢者人口の多い過疎地での地域医療基盤を融合させ、基礎及び臨床面から臓器間ネットワークによる病態を解明する。

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
小野寺 理 脳研究所/所長 神経内科学 事業代表者
中村 和利 医歯学系(医学部)/教授 環境予防医学  
福地 健郎 医歯学系(医学部)/教授 眼科学  
川島 寛之 医歯学系(医学部)/教授 整形外科学、骨軟部腫瘍、分子生物学  
杉田 典子 医歯学系(歯学部)/助教 歯周診断・再建学  
若杉 三奈子 大学院医歯学総合研究科/特任准教授 腎臓内科学・臨床疫学  
横関 明男 大学院医歯学総合研究科/特任准教授 神経内科学  
西澤 智恵子 大学院医歯学総合研究科/特任助手    

国際感染症教育研究センター

事業代表者

所属:医歯学系
職名:教授
氏名:齋藤 玲子
E-mail:jasmine@med.niigata-u.ac.jp

事業の目的

  1. ミャンマーでの感染症サーベランス体制の充実
  2. インフルエンザウイルスを中心としたウイルス感染症の共同研究の推進
  3. 両国の感染症教育研究宇者の人材育成
  4. 本学教員派遣による国際感染症教育研究セミナー

事業内容

ミャンマーは半鎖国状態のため、これまでインフルエンザの実態については空白地帯であった。代表者らは2004年からミャンマー初のインフルエンザの疫 学研究を開始し、2007年から2009年まで科学技術振興調整費による「ミャンマーのインフルエンザ研究拠点形成」プロジェクトを推進し、現地の研究所と一体となって新型インフルエンザN1H1pdmや、高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1を検出した。また、ミャンマーは新しいインフルエンザウイルスが出現しやすい特異な地理的特性を持つことを明らかにした。さらに、外務省の支援のもとで、ヤンゴンの国立保健研究所にWHO(世界保健機構)インフルエンザセンターの設立に貢献した(2008年2月)。
これらの実績をもとに平成27年度(2015年)に、AMED感染症国際展開戦略プログラム(J-GRID)「ミャンマーにおける呼吸器感染症制御へのアプローチ」(研究代表者・齋藤玲子)が採択となった。新潟大学がNHL内に海外研究拠点を形成し、ミャンマー国内の医療機関との連携により、インフルエンザを始め、まだ実態が明らかとなっていない小児重症肺炎、結核の疫学調査を、今後5年にわたり実施する。そして、感染症伝播地図を作成しながら日本への輸入リスクをいち早く捕捉し、日本のワクチン株選択や新規ワクチン開発、抗菌薬開発に資する情報の提供を国立感染症研究所などに行う。今後の事業として、以下を実施する。

  1. ミャンマーでの感染症サーベイランス体制の充実
  2. インフルエンザウイルスを中心とした感染症の共同研究の推進
  3. 両国の感染症教育研究者の人材育成

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
齋藤 玲子 医歯学系(医学部)/教授 公衆衛生学・国際保健 事業代表者
渡部 久実 医歯学系(医学部)/客員教授 熱帯感染症 プロジェクト雇用
齋藤 昭彦 医歯学系(医学部)/教授 小児科学  
菖蒲川由郷 大学院医歯学総合研究科/特任教授 社会疫学・公衆衛生学・国際保健 十日町いきいきエイジング講座
乙黒 光姫 大学院医歯学総合研究科/特任助教 ウイルス学 プロジェクト雇用
我妻 奎太 大学院医歯学総合研究科/助教 公衆衛生学・国際保健学  
田村 務 大学院医歯学総合研究科/特任教授 ウイルス学 プロジェクト雇用
Htay Htay Tin ミャンマー国立医療技術大学/学長    
Swe Setk ミャンマー国立衛生研究所/所長    
Aye Aye Khin ミャンマー国立ヤンゴン第二医科大学/学長    
Aung Htun Oo ミャンマー国立ヤンゴン小児病院/院長    
Kyaw Myo Hlaing ミャンマー国立550床子供病院/院長    
Lwin Lwin Oo Hlaing ミャンマー国立テンガンジュン総合病院/院長    
Yandanar Kyaw 元・ミャンマー国立テンガンジュン総合病院/部長、ミャンマー国立ヤンゴン第二医科大学/教授   新潟大学リエゾン教授

センシング総合研究センター

事業代表者

所属: 医歯学系
職名: 教授
氏名: 堀井 新
電話: 025-227-2303
E-mail:ahorii@med.niigata-u.ac.jp

事業の目的

ヒトの行動や思考の多くは、五つの感覚、すなわち、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を介して情報を外界から集め、それを脳で統合・分析することにより形作られる。感覚は、生活の質に直結するとともに、脳神経疾患や癌など様々な病気にも深く関与する。超高齢化を迎える我が国において、感覚障害が問題となっている。また、新型コロナウイルス感染による嗅覚や味覚の障害も重要視されている。本センターでは、五感のみならず、その全身との協働や病態生理連関を学際的に研究し、次世代の「センシングメディスン」を樹立する。

事業内容

五感や脳などの研究・診療に携わる異分野の研究者が連携してプロジェクトを進める。それぞれの感覚が働く仕組み、複数の感覚が統合されるプロセス、正常時や疾患発症時における五感と脳・全身との相互作用やフィードバック機構を、医学・工学・情報学・数理学などの視点から理論的かつ総合的に解明する。ここでは、感覚の微細な信号を解析するための新たな技術も開発する。そして成果に基づき、感覚器障害のみならず多彩な疾患の診断法・治療法の創出に貢献する。

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
堀井 新 医歯学系(医学部)/教授 耳鼻咽喉科学 事業代表者
福地 健郎 医歯学系(医学部)/教授 眼科学  
阿部 理一郎 医歯学系(医学部)/教授 皮膚科学  
西條 康夫 医歯学系(医学部)/教授 腫瘍内科学  
小野寺 理 脳研究所/所長 脳神経内科学  
竹林 浩秀 医歯学系(医学部)/教授 神経解剖学  
芝田 晋介 医歯学系(医学部)/教授 組織学
触覚・温痛覚
 
五十嵐 博中 脳研究所/教授 神経科学  
村松 正吾 自然科学研究科/教授 情報学  
崔 森悦 自然科学研究科/准教授 光学  
日比野 浩 大阪大学大学院医学系研究科/教授 聴覚  

未来医療研究開発センター(エクソソーム・デザイナー細胞)

事業代表者

所属: 医歯学系
職名: 教授
氏名: 寺井 崇二
電話: 025-227-2202
E-mail:terais@med.niigata-u.ac.jp

 

事業の目的

エクソソームに関する研究を軸に、生体バイオマーカーの開発、デザイナー細胞を用いたエクソソーム治療の開発など、診断・治療研究を推進する。

事業内容

  1. バイオマーカー確立の為の研究
    各診療科で、標的となる疾患の血液、組織などの臨床の研究材料を用意し、エクソソームを超遠心法、キットを用いた手法などで採取する。採取した、エクソソームはプロテオミクス解析やmiRNA解析などを行い、結果をバイオインフォーマティクス解析し、生体バイオマーカーとして有用なものを抽出して行く。抽出されたバイオマーカー候補は、機能の推定と共に、各科で臨床での有用性を検討し、また再現性を確認する目的で大量検体を用いてELISA法にて測定をし、再現性を確認する。再現性の確認されたものを特許取得と共に、企業への導出を行う。
  2. 治療への応用の研究
    エクソソームは、前述のように生体内で安定であり、特定のタンパクやmiRNA等を含み、細胞間情報伝達に重要な点から、治療ツールとしても癌、再生医療の分野のみならず多くの分野で期待されている。我々は更に、エクソソームの産生源となる候補細胞にベクターを用いた遺伝子導入を行い特定のタンパクや核酸をエクソソーム内に産生させる「デザイナー細胞」を開発する事にも取り組んできた。このような技術を用いると、エクソソーム内に治療効果を及ぼす、タンパクや核酸を濃縮して入れられることになり、新たな治療薬として再生、がん、免疫疾患、移植免疫、修復医療への応用研究を行う事ができる。そして、コア・ステーションでは、臓器横断的に展開し技術の情報交換、研究を臨床に応用するための基盤技術を共有し、研究者が相互に助け合い新たな治療開発をめざすことを目標とする。また実際に先行した治験、臨床研究は他分野の疾患に応用できるように共通のプラットフォームを作る。
  3. 食育への応用
    食品中にもエクソソームは含有されており、特定の食品おける生体への有効な影響はエクソソームを介していることが予想される。食品におけるエクソソームの知見は予防医学を始め非常に有用である。医農連携を目指し食品からエクソソームの抽出、機能解析を行い医学分野の応用も推進する。

組織の概要

氏名 所属・主担当学部等/職名等 専門分野 備考
寺井 崇二 医歯学系(医学部)/教授 消化器内科分野 事業代表者
阿部 理一郎 医歯学系(医学部)/教授 皮膚科学分野  
冨田 善彦 医歯学総合病院/病院長 泌尿器科学分野  
小野寺 理 脳研究所/所長 脳神経内科学  
若井 俊文 医歯学系(医学部)/教授 消化器・一般外科学分野  
菊地 利明 医歯学系(医学部)/教授 呼吸器・感染症内科学分野  
堀井 新 医歯学系(医学部)/教授 耳鼻咽喉科・頭頚部外科学分野  
曽根 博仁 医歯学系(医学部)/教授 血液・内分泌代謝内科学分野  
齋藤 昭彦 医歯学系(医学部)/教授 小児科学分野  
松田 健 医歯学系(医学部)/教授 形成外科学分野  
川島 寛之 医歯学系(医学部)/教授 整形外科学・リハビリテーション学分野  
松本 壮吉 医歯学系(医学部)/教授 細菌学分野  
平島 正則 医歯学系(医学部)/教授 薬理学分野  
松本 雅記 医歯学系(医学部)/教授 システム生化学分野  
芝田 晋介 医歯学系(医学部)/教授 組織学分野  
奥田 修二郎 医歯学系(医学部)/教授 バイオインフォーマティクス分野  
小林 隆 医歯学系(医学部)/准教授 膵島移植学  
上村 顕也 医歯学系(医学部)/特任教授 総合診療学講座  
土屋 淳紀 医歯学系(医学部)/講師 消化器病学・再生医学  
目良 恒 魚沼基幹病院/特任講師 整形外科学・再生医学  
林 良太 医歯学総合病院/助教 皮膚科学  
落合 孝広 東京医科大学 分子細胞治療研究部門  
仁科 博史 東京医科歯科大学/難治疾患研究所 発生再生生物学分野  
植田 幸嗣 公益財団法人がん研究会/がんプレシジョン医療研究センター プロジェクトリーダー  
佐藤 陽治 国立医薬品食品衛生研究所/再生・細胞医療製品部部長    
紀ノ岡 正博 大阪大学大学院工学研究科/教授 生命先端工学