このページの本文へ移動

DMAT災害発生時の医療チーム派遣

平成20年4月1日から、新潟大学医歯学総合病院は災害拠点病院とDMAT派遣病院の指定を受けています。災害拠点病院は、阪神淡路大震災において多くの 「避けられた災害死」があった反省により、平成8年から多発外傷、挫滅症候群、広範囲熱傷への対応、傷病者の広域搬送、医療救護班の派遣、医療機器の貸し 出し等の機能を有する病院として、2次医療圏ごとに整備されています。その後、災害拠点病院や日本赤十字社などから派遣される医療救護班は概ね発災48時 間以降の避難所や巡回診療を主体としており、可及的早期にトレーニングを受けた医療チームが直接災害現場に赴くことで「避けられた災害死」の回避となると の指摘を受け、平成16年から災害派遣医療チーム(DMAT)が整備されています。当初、全国で200チームを整備する予定から、昨年に1000チームに 目標を拡大しています。実際に、中越沖地震では42チーム、岩手宮城内陸地震では22チームのDMATが全国から参集、発災48時間以内の超急性期の医療 活動を展開しました。

新潟市ではすでに新潟市民病院が災害拠点病院の指定を受けており、このため本院はDMAT派遣病院に指定されなかった経緯があります。しかし、本院は中 越地震並びに中越沖地震で多大な医療救護と多くの傷病者を受け入れた実績があり、畠山病院長の働きかけにより指定されることとなりました。

また、新潟県の災害時医療救護活動マニュアル改訂版(平成20年7月)では、本院から医療救護班を5名×最大3班、歯科医療救護班を4名×1班、災害医 療コーディネータ(被災地の保健所所長)を支援するアドバイザー1名を派遣することが明記されており、この指定を受けて、本院は災害発生の超急性期~急性 期~亜急性期までの長期間に渡って医療救護を行う、極めて重要な役割を担うことになりました。

現在、本院のDMATは医師3名、看護師2名、事務職員1名の6名で構成された1チーム体制となっておりますが、今後の大規模災害時に迅速に対応できるよう、早期に2チーム目の整備を行い、また、災害地へのDMAT移動手段として救急車の整備を進めていく予定です。