脳梗塞に対する脳の免疫細胞「ミクログリア」を用いた新しい細胞療法を見出しました
脳の免疫細胞であるミクログリアは,病気の状況によって脳を攻撃することも,保護することもあります。
本学脳研究所神経内科下畑准教授,金澤助教らの研究グループは,薬剤を用いない簡単な刺激にて,脳保護的なミクログリアに変化できることを初めて見出しました。
この細胞を脳梗塞ラットに投与したところ,その後遺症が大幅に改善し,脳梗塞の画期的な治療法につながるものと期待されます。
本研究成果は,本学脳研究所神経内科と国立病院機構新潟病院の共同研究によるもので,Scientific Reports誌(ネイチャー・パブリッシング・グループのオープンアクセスの電子ジャーナル:インパクトファクター5.228)に2017年2月14日19時に掲載されました。
本件に関するお問合わせ先
広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539
他のニュースも読む
-
研究成果 2025年08月27日
生きたまま頭蓋骨を透明にする「シースルー法」を開発-頭蓋骨を残したまま、簡便・非侵襲・高精度に脳内をライブイメージングできるようになった!-
-
研究成果 2025年08月22日
アジア地域初!陸域生態系によるCO2吸収動態を明らかにする大規模基盤データセット「JapanFlux2024」を構築
-
研究成果 2025年08月20日
高効率・高安定性を有する光透過性メソポーラス酸化タングステン薄膜の開発に成功-太陽光水分解によるグリーン水素製造へ大きく前進-
-
研究成果 2025年08月06日
ラミニンとインテグリンがマクロファージを樹状細胞様細胞に変化させるメカニズムを解明-がん免疫療法への応用の可能性-