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石嵜 美乃さん(自然科学研究科・環境科学専攻・博士前期課程2年)が日本地質学会第129年学術大会で優秀ポスター賞を受賞しました。

2022年9月30日 金曜日 学術研究活動

2022年9月10日~11日に開催の日本地質学会129年学術大会ポスター発表において、石㟢美乃さん(大学院自然科学研究科環境科学専攻地球科学コース・博士前期課程2年)の発表が優秀ポスター賞を受賞しました。 本賞は、オンラインで開催されたポスター発表を対象に、学術発表の優秀ポスターとして授与されたものです。当該発表では、宮城県に分布する三畳紀(約2億4千万年前)の地層を調査した結果に基づき、堆積環境の復元と当時の海洋貧酸素化メカニズムについて議論しました。このような研究内容のオリジナリティに加え、ポスターのレイアウトやわかりやすさなどが評価されました。

椎野准教授(指導教員)のコメント
古くから研究されてきた有名な地層ですが、調査許可を取得した上で、ほぼすべての石を採集・切断・研磨・データ化してもらいました(実験室は石まみれ)。石㟢さんの気迫の取り組みにより、先行研究で提示された基礎データの大幅アップデートに成功したので、この地域の地質学的な価値観も今後見直されてゆくのではないかと期待しています。

発 表 者:石㟢美乃(環境科学専攻地球科学コース・博士前期課程2年)・椎野勇太(理学部)
発表題目:下部三畳系大沢層の堆積場と酸化還元環境の復元:頻発する洪水流がもたらす沿岸域の貧酸素化メカニズム

■関連リンク
日本地質学会第129年学術大会

 

オンラインポスター発表に臨む石㟢美乃さん。

 

古環境の復元に用いた岩石試料(左)とその研磨面(右)。野外で採集した左の石を研磨すると、右の写真のように砂や泥の堆積構造がはっきりと観察できるようになる。

 

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