本学創生学部学生が物価高騰に悩む学生を救うフードバンクプロジェクトを実施しました
本学では、特色ある授業科目として、学外のステークホルダーと協働しながら、学生自身が企画した課題解決活動を実施する「社会開放演習」を開講しています。同科目は経済科学部が開講するものですが、全学部の学生が受講可能となっています。6月24日、同科目を受講する学生たちが主体となって企画・運営する課題解決活動が実施されました。
創生学部の学生5名が中心となって取り組んだのは、地元企業・団体・農家、県内のフードバンクと連携し、余剰・廃棄予定の食品を必要とする学生へ届けるフードバンクプロジェクトです。学生へのアンケート調査により、物価高騰の影響で食生活に困窮する学生が少なくない実態が明らかになったことを受け、食の不安を抱える学生を支えたいという思いから、今回の活動の実施に至りました。
プロジェクトの実施にあたり、学生たち自らが、県外他大学での同様の事例の調査、協力いただける新潟県内のフードバンク団体や企業等の開拓を行いました。当日は本学五十嵐キャンパス中央図書館1階ライブラリーラウンジにおいて、長期保存・常温保存が可能なお菓子や乾麺、根菜類など、約80名分の食品が配布されました。
プロジェクトの代表学生は、「たくさんの方に来ていただいて、実際にこの活動が必要とされていることを目の当たりにし、自分たちの取り組みに意味があると実感しました。創生学部として、ゼロから何かを創るという貴重な体験ができてよかったです。」と、活動を通して得た学びの大きさを振り返りました。
この活動は、フードロス削減という社会的課題の解決にも貢献しており、地域と大学、そして学生同士をつなぐ新たなモデルとして、今後の展開が期待されます。


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