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牧野理子さん(自然科学研究科生命・食料科学専攻、博士後期課程2年)と自然科学系(理学部)長束俊治教授は、糖鎖の迅速・簡便かつ高精度な構造解析法の開発に成功しました

2025年12月16日 火曜日 学術研究活動

糖鎖構造は細胞の状態を鋭敏に反映するため、早期疾患のバイオマーカーとして期待されています。一方で、糖鎖の調製は依然として複雑かつ時間を要し、応用範囲の拡大や学際的研究の推進における大きな障壁となっています。そこで本研究では、糖鎖バイオマーカー探索を効率化することを目的に、迅速・簡便でありながら高精度なN-結合型糖鎖の調製法の開発を目指しました。
本研究の特徴は、逆相LC/MSにおいて高い異性体分離能を示す蛍光標識法であるピリジルアミノ化を採用した点にあります。この利点を活かし、N-結合型糖鎖の切り出し条件および精製手法を比較検討するとともに、副生成物や夾雑物を低減する改良工程を追加しました。さらに、改良法を用いてヒト血清、ヒト尿、CHO-K1細胞の膜画分を分析し、糖鎖構造を精密に分離・定量できることを示しました。本研究は、多様な研究分野における糖鎖分析の導入と活用を後押しする基盤技術となることが期待されます。

【研究内容の詳細】
糖鎖の迅速・簡便かつ高精度な構造解析法開発

【研究論文】
掲載誌 PLOS One
タイトル Optimizing the preparation of labeled N-glycans for rapid, simplified, and high-precision analysis
著者 Riko Makino, Shunji Natsuka
Department of Life and Food Sciences, Graduate School of Science and Technology, Niigata University Ikarashi-nino-cho, Nishi-ku, Niigata, Japan
doi 10.1371/journal.pone.0336565

【研究プロトコル】
プラットフォーム Protocols.io
タイトル Preparation method of pyridylaminated N-glycans
著者 Riko Makino, Shunji Natsuka
Department of Life and Food Sciences, Graduate School of Science and Technology, Niigata University Ikarashi-nino-cho, Nishi-ku, Niigata, Japan
doi 10.17504/protocols.io.n2bvjez1pgk5/v1

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