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現代社会文化研究科(博士前期課程)現代文化専攻の三つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質・能力)

多様な文化、思想、または生活様式が拡散している現代社会において、そこに生きる我々は、共生しともに発展することが期待されています。しかし、それらの違いから惹起される軋轢から諸問題が発生していることも事実です。そこで、社会は専門的見地からそれを発見し解決する能力を求めています。また、新潟を中心とする地域社会、そして環東アジアを拠点とする国際社会においても、以上の能力を有する人材を必要としています。そこで、当プログラムでは、メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学の学問分野に関する高度な専門知識と素養、現代社会が抱える共生社会実現のための諸問題を共同して解決する能力を有し、専門職業人として、自治体職員として、現場教育者として、又は当該分野の研究者として活躍する人材を育成します。

本学に当プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び30単位以上を修得した者で、人材育成目標に係る下記能力を有すると認められた者に、修士(文学)、又は修士(学術)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関する高度な専門知識を有し、それを深く理解している。

当該分野固有の能力

  • メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関する高度な専門知識及び与えられた課題を調査し探究することができる。

汎用的能力

  • 専門的見地から現代社会で共生していくための実践的課題を発見することができる。
  • 実践的課題を他者と共有して探究していくことができる。
  • 多元的な考え方(視点)を尊重しながら独自の見解や立場を構築することができる。
  • 専門分野・異分野を問わず自身の研究内容について適切かつ過不足なく伝えることができる。

態度・姿勢

  • 現代文化専攻分野における自身の専門性の基礎を築き、かつ他の専門分野や実務との邂逅を通してそれをブラッシュアップしようとする姿勢を備えている。
  • 社会をグローバルでダイバーシティのあるものとしてとらえ、他者を尊重しながら独自の見解や立場を構築しようとする姿勢を備えている。
  • 新潟などの地域社会や環東アジアを拠点とする国際社会において常に現代社会で共生していくための課題を探究し続け、大学院で培った能力を、国内外を問わずそれぞれの立場で実践していこうとする姿勢を備えている。

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成

当プログラムでは、メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学の学問分野に関する高度な専門知識と素養を有し、現代社会が抱える共生社会実現のための諸問題を発見し共同して解決する能力を有する人材を育成するという目的に対応したカリキュラムが編成されています。

現代社会文化研究科の共通科目として「研究入門」(オムニバス授業、2単位)を履修することにより、領域融合的・分野横断的な研究倫理・研究作法・論文作法の基本を身に付けます。現代社会が抱える諸問題を発見し解決する能力を身に付ける科目として、「課題研究Ⅰ」、「課題研究Ⅱ」、そして「課題研究Ⅲ」(各2単位、計6単位)を履修することにより、研究技法や作法、及び自らの見解そして立場を構築していく能力を涵養します。また、専攻するコース(計12単位)の科目群からの履修により、高度な専門知識を身に付けます。

学修内容・方法

第1期(第1セメスター)の必修科目「研究入門」では、大学院への導入教育として、現代社会文化研究科4プログラム8分野のオムニバス形式により、研究倫理・研究作法・論文作法の基本の指導を行います。必修科目「課題研究Ⅰ」では、主として専門的見地からの現代社会で共生していくための実践的課題を発見する能力を身に付けるため、主指導教員による修士論文作成のための研究技法・作法等の基本の指導等が行われます。
また、専攻するコースの科目群の中から履修することによって、メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関する高度な専門知識及び与えられた課題を調査し探究する能力を身に付けるとともに、他のコースの科目群の履修によって、他の専門分野の理解を通じて多元的なものの考え方、視点を尊重しながら独自の見解や立場を構築する能力を身に付けます。

第2期(第2セメスター~第3セメスター)では、引き続き専攻するコースと他のコースの科目群を履修するとともに、必修科目である「課題研究Ⅱ」及び「課題研究Ⅲ」を履修することにより、主として実践的課題を他者と共有して探究していく能力および多元的な考え方(視点)を尊重しながら独自の見解や立場を構築するさらなる能力を身に付けます。それらは、主指導教員の個別指導により行われます。

第3期(第3セメスター~第4セメスター)の必修科目「現代文化総合演習」では、メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関する高度な専門知識及び与えられた課題を調査し探究する能力を身に付け、修士論文のブラッシュアップを図るため、各自の研究内容を発表し、所属する専攻の教員や学生との質疑応答が行われます。それにより、専門分野・異分野を問わず自身の研究内容について適切かつ過不足なく伝える能力を身に付けます。

学修成果の評価方法

「研究入門」の学習成果については、研究倫理・研究作法・論文作法の基本的知識を問うレポートを課し、当該科目代表担当者が各担当者との合議により評価します。「課題研究Ⅰ」、「課題研究Ⅱ」及び「課題研究Ⅲ」の学修成果は、修士論文作成に必要とされる研究技法・作法及び課題設定・探究などの能力を、主指導教員が評価します。

専攻するコース及び他のコースの学修成果は、各科目における課題、レポート、又は試験により一定以上の成績を修めているかを当該科目の担当者が評価します。

「現代文化総合演習」では、専門知識及び与えられた課題を調査し探究する能力を、他分野の教員を含む研究指導チームが評価します。

修士論文は、以下の6点に基づき、論文審査委員会で評価します。

  1. 現代文化専攻を研究領域とした論文として問題意識が明確であり、研究テーマの設定が適切であること。
  2. 当該分野の先行研究について適切に検討されており、設定された研究テーマの目的・意義が明確であること。
  3. 研究テーマに即した研究方法が選択されており、その研究方法に従ってデータや資料などを的確に調査・分析していること。
  4. 既存の研究には見られない独創的分析、解釈等が行われていること。
  5. 結論に至るまでの論述や論証のプロセスが論理的であること。
  6. 文献の引用、文章表現等が適切になされ、学術論文としての体裁が整っていること。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める資質・能力と入学者選抜方法

入学者に求める資質・能力(求める学生像)

メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学の学問分野に関する高度な専門知識と素養を有し、現代社会が抱える共生社会実現のための諸問題を発見し共同して解決する能力を有する人材を育成するために、以下のような資質・能力を要する学生を求めます。

  1. 社会や文化の表層や基底にあるものを探究する、メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関する研究を地域性、現代性、共生性、多様性、複合性、及び持続可能性等の観点から深める意欲をもった人。
  2. 在学中にメディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学分野における自身の「専門性」の基礎を築き、かつ他の専門分野や実務との邂逅を通してそれをブラッシュアップさせたい人。
  3. メディア学・文化科学、情報社会科学、哲学・心理学及び生活健康行動科学に関し、学士課程までに学ぶ基礎学力を身に付けている人。

選抜方法

学士課程卒業レベルの基礎学力、専門分野についての基礎的知識、十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力を有し、専門分野に対する研究意欲のある学生を、以下の方法により選抜します。

一般選抜

本選抜では、学士課程卒業レベルの基礎学力を有しているかを筆記試験(専門科目二科目又は専門科目と外国語科目各一科目)によって評価する。また、専門分野についての基礎的知識と十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力および専門分野に対する研究意欲を、口述試験によって評価する。

外国人留学生特別選抜

本選抜では、学士課程卒業レベルの基礎学力を有しているかを筆記試験(専門科目一科目)によって評価する。また、専門分野に対する高度な知識と十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力及び専門分野に対する意欲を、口述試験によって評価する。

社会人特別選抜

本選抜では、学士課程卒業レベルの基礎学力、及び専門分野に対する高度な知識と十分な研究遂行能力を有しているかを筆記試験(小論文)によって評価する。また、専門分野に対する高度な知識、十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力および専門分野に対する意欲を、口述試験によって評価する。