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人文学部の三つのポリシー(社会文化学プログラム)

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質・能力)

本プログラムでは、歴史学、フィールドスタディーズ(考古学、地理学、民俗学、芸能論、社会学、文化人類学)、情報メディア論の各領域を学び、様々な地域における人間の社会文化的な営みを歴史的・動態的に把握する力を身につけます。それによって、現代社会のかかえる諸課題を発見し未来に向けて主体的に解決を図っていく能力を備えた人材、現代社会の歴史的・文化的・社会的背景に関する理解をもとに実践力を発揮できる人材、異文化を理解し様々な価値観をもつ人々と協働できる人材を育成します。 

学位授与の条件

本プログラムの修業年限(第1年次を含め4年)以上在籍して、下記の到達目標を身につけ、所定の授業科目を124単位以上修得した者に学士(文学)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • 人間の社会文化的な営みについて、広範な視点から理解している。 
  • 本プログラム各領域の理論と基礎的な知識を身に付けている。
  • 社会・文化の多様性と共通性、変遷過程を理解している。

当該分野固有の能力

  • 本プログラム各領域において用いる文献資料や非文字資料を適切に理解・分析できる。
  • 本プログラム各領域の理論・方法論を活用して社会文化的な事象について説明できる。
  • 本プログラム各領域で必要とされる調査の技法を身につけて実施し、結果を活用・発信できる。

汎用的能力

  • 自ら課題を設定し、複数の視点から批判的・総合的に考察し、解決・解明に向けて探求していくことができる。
  • データ・的確な根拠にもとづき論理的に思考することができる。
  • 自らの考えを様々な手段で的確に表現・発信できる。
  • 外国語によるコミュニケーション能力を高め、異文化理解を深めることができる。

態度・姿勢

  • 人間、社会、文化に関わる諸問題に多角的・分析的にアプローチを試み、主体的に取り組む態度を備えている。
  • 異なる文化・価値観をもつ様々な人々と協働する態度を備えている。
  • 身近な課題の探究を通して、地域社会・国際社会に貢献する態度を備えている。

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成、学修内容・方法

人文学部人文学科の学生は第1年次末に志望する学位プログラム(主専攻プログラム)を決め、第2年次からプログラムでの学修をはじめます。人文学部の授業科目開設にあたっては、教養教育と専門教育の連携の上に構築された学士課程教育の中で、確かな専門知識と幅広い教養を涵養し、人文的実践知を育むことを目指しており、とくに社会文化学プログラムでは社会文化学に関わる幅広い学問分野の科目を提供し、多様な視点からの学修を可能としています。また、史料/資料調査、フィールドワークといった実践的活動を重視している点もカリキュラムの特徴です。
カリキュラムは大きく3つの科目群から編成されています。知識・理解科目群は、主として第1年次に履修する教養科目を基盤に、第2年次以降の基礎講義科目、第3年次以降の発展講義科目からなります。基礎講義科目と発展講義科目は関連する科目をまとめたモジュールなどを活用し、体系的・総合的な学修を可能としています。演習科目群には第1年次の人文初年次演習、第2年次の基礎演習、第3・第4年次の発展演習があります。年次ごとに段階的に進みながら、課題発見・分析・実践・協働・発信といった能力を、プログラム固有の方法に即しながら総合的に養成します。また、第2年次以降に履修できる表現プロジェクト演習は、とくに実践的な表現に重点を置いた教養科目です。リテラシー科目群には第1年次の人文学の技法を学ぶ入門講義、第1年次以降の英語・初修外国語科目、第2年次以降の実習・研究法科目があり、プログラムでの学修の基礎的リテラシーを修得しつつ、協働・実践の力を養います。こうした学修の集大成として第4年次に卒業論文を執筆します。
以上のほかに、卒業後のキャリア・社会との関係について考えるキャリアデザインという科目が人文学部共通で用意されています。海外研修・留学も推奨しており、海外の大学で修得した単位を卒業に必要な単位として認定できます。また、教員免許(中学:社会、高校:地理歴史、公民、情報)、社会調査士資格、学芸員資格の取得に必要な科目も提供しています。

学修成果の評価方法

学修成果の評価にあたっては、各授業科目の評価とともに、とくに集大成科目として卒業論文の評価を重視しています。卒業論文の評価は提出された卒業論文の審査および口述試験により、複数の評価観点からおこないます。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める学力と入学者選抜方法

入学者に求める学力

  1. 人文学部で学ぶことのできる分野に関する基礎的な知識と技能を有している人
  2. 基礎学力に立脚した豊かな思考力・判断力・表現力を有している人
  3. 人間・社会・文化に関わる諸問題に主体的に取り組み、仲間との協働作業により、多様な答えを追求する力を有している人

選抜方法

一般選抜(前期日程)

高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、人文学部での学修に関連する科目の理解と応用能力を備えた人を選抜する。
大学入学共通テストでは、5教科7科目もしくは8科目又は6教科7科目もしくは8科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では、国語と外国語を必修科目として課し、人文学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度と応用能力を評価する。また数学と地理歴史から1教科を選択科目として課し、人文学の各分野に対する適性を評価する。

一般選抜(後期日程)

高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、論理的な思考能力と表現能力を備えた人を選抜する。
大学入学共通テストでは、5教科7科目もしくは8科目又は6教科7科目もしくは8科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では、総合問題を課し、人間・社会・文化の学修に関する適性を評価する。

学校推薦型選抜

高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、上記の「求める学生像」にふさわしい人を選抜する。
大学入学共通テストでは、3教科3科目を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。小論文と面接では、人文学に対する学習意欲と適性を評価する。