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医学部保健学科の三つのポリシー(放射線技術科学プログラム)

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質・能力)

放射線に関わる科学・技術および保健医療の基礎知識を主体的に学修し、医療技術の進歩に対応できる応用力や臨床での実践力を身に付けることを目標とし、それにより臨床医療分野で求められている指導的役割を果たすことのできる人材や、放射線技術科学分野における教育・研究の充実に寄与できる人材の育成・輩出をめざしています。
【学位授与条件】本学に当該プログラムの修行年限以上在学し、所定の授業科目及び124単位以上を修得したもので、下記の能力を有すると認められる者に、学士(保健学)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • 人体の構造と機能及び疾病に関する系統立てた知識を有し理解している。
  • 生命科学・保健・医療に関する幅広い基礎知識を有し理解している。
  • 医療に応用される理工学及び情報科学の基礎知識を有し理解している。
  • 放射線の物理的性質と放射線計測に関する基礎知識を有し理解している。
  • 放射線生物学および放射化学に関する基礎知識を有し理解している。
  • 放射線の取扱いおよび管理に関する基礎知識を有し理解している。
  • 装置・機器の構造・動作原理に関する基礎知識を有し理解できる
  • 医用画像に関する画像工学・情報工学の基礎知識を有し理解している。
  • 医用画像に用いられる検査法の基礎知識を有し理解している。
  • 医用画像に必要な解剖・病態に関する基礎知識を有し理解している。
  • 核医学検査に関する基礎知識を有し理解している。
  • 放射線治療に関する基礎知識を有し理解している。

当該分野固有の能力

  • 理工学及び情報科学を医療に応用することができる。
  • 放射線計測を実践できる。
  • 放射線生物学及び放射化学を医療に応用することができる。
  • 放射線の取扱い及び管理を実践できる。
  • 装置・機器の保守管理を実践できる。
  • 画像工学・情報工学を医用画像の解析・評価・処理に活用できる。
  • 医用画像に用いる検査法を実践的に活用できる。
  • 医用画像に必要な解剖・病態に関する知識を実践的に活用できる。
  • 核医学検査に必要な知識・技術を実践的に活用できる。
  • 放射線治療に必要な知識・技術を実践的に活用できる。

汎用的能力

  • 論理的に思考できる。
  • 必要な情報を収集できる。
  • 収集した情報を分析できる。
  • 自らの考えを的確に文章表現できる。
  • 口頭または資料を用いて有効なプレゼンテーションができる。
  • 他者との良好なコミュニケーションができる。
  • 自ら問題を見つけ、解決策を立案し、問題を解決できる。

態度・姿勢

  • 新しい知識や技術を学び探究する態度を備えている。
  • 責任感をもって医療を実践する態度を備えている。
  • 医療の向上のための実践への情熱をもっている。
  • 医学・医療技術の進歩に寄与することへの情熱をもっている。
  • 対象者の権利を理解し、尊重する姿勢を備えている。

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成、学修内容・方法

放射線技術科学教育プログラムでは、幅広い教養を持ち、かつ専門的知識と技術の確かな実践・応用能力を身に付けた診療放射線技師を養成するためにカリキュラムを編成しています。初年次の教養教育では、大学で放射線技術科学を主体的に学修するという自覚を「大学学習法」により促し、また多様な教養・語学の涵養を目的として、外国語科目、自然科学系科目、人文・社会科学系科目などの教養教育に関する授業科目を課しています。中でも、科学的思考の基礎となる「自然系共通専門基礎科目」6単位を必修としています。保健学科の共通科目(専門基礎科目)では、専攻の異なる者が意見交換しながら、保健・医療に関する幅広い知識や協働する姿勢を身に付けられるよう第1年次から第4年次まで配置しています。当該専攻固有の専門教育科目では、診療放射線技師学校養成所指定規則に定められた教育内容を基本として、学生が意欲的に学べるよう初年次からスタートさせ、学年が進行するにつれて専門科目への割合が増えていく、いわゆる「くさび型」カリキュラムとしています。第4年次前半では、医歯学総合病院の他、市内の複数の基幹病院と連携した臨地実習を行い、診療放射線技師として必要な基礎的実践力を身につけるとともに、医療現場で良好なコミュニケーションがとれる能力の育成を行います。また、第4年次後半で行う「卒業研究」を通じて、科学の進歩を背景に高度化かつ専門化が進む放射線技術に対応できる「技師」や「研究者」に求められる探究心、問題解決能力、研究成果を発表する能力を修得できるプログラム内容になっています。

学修成果の評価方法

プログラムレベルの学修成果は各履修科目の成績評価(科目の特性に応じて、定期試験、レポート、平常点等の結果に基づき総合的に実施することを基本とします。)の集積として示され、その中で、本プログラムの人材育成目標に直結する集大成科目で学修成果を直接評価して卒業生の質を担保します。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める学力と入学者選抜方法

入学者に求める学力

【知識・技能】
  • 広範な基礎知識及び専門知識を身につけるために必要な高等学校卒業レベルの基礎学力
  • 入学後の学修のため、数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ,数学A・数学B・数学活用を履修していることが望まれます。
【思考力・判断力・表現力等の能力】
  • 自ら課題を見出し、その解決に向けて論理的に思考・判断してまとめ、他者に的確に伝える力
【主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度】
  • 進歩を続ける医療の専門知識と技能に対する関心、生涯にわたりそれを学び続ける意欲、そのために必要な主体的学習態度
  • 課外活動やボランティア活動も含めて多様な人々と協働して取り組む積極性や行動力

選抜方法

一般選抜(前期日程)
  • 大学における勉学に必要なバランスのとれた十分な学力を有し、専門分野に関連する科目に対する高い意欲と適性及び理解度と応用能力を持つ人を選抜する。
  • 大学入学共通テストでは5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では数学と外国語(英語)を課し、放射線技術科学を学ぶ上で必要な論理的思考能力や読解能力を評価する。
一般選抜(後期日程)
  • 大学における勉学に必要なバランスのとれた十分な学力を有し、医療・健康保持に関心があり、放射線技術に関する専門分野への幅広い興味および適性を有する人を選抜する。
  • 大学入学共通テストでは5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では面接を課し、放射線技術科学を学ぶ上での理解度・論理性等に加え、専門分野に対する適性やコミュニケーション力等を評価する。
学校推薦型選抜
  • 高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、放射線技術科学に対し深い関心を持ち、人物・学業ともに優れ、目的意識が高い人を選抜する。
  • 大学入学共通テストを免除するが、本学が実施する試験等(小論文と面接)を課し、小論文では放射線技術科学を学ぶ上での理解度・論理性等を、面接では理解度・論理性等に加え、専門分野に対する適性やコミュニケーション力等を評価する。

*上記以外に社会人特別選抜、帰国生徒特別選抜、私費外国人留学生特別選抜、第3年次編入学試験を実施している。