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工学部の三つのポリシー(電子情報通信プログラム)

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質・能力)

本プログラムでは、電子デバイス、情報通信、電力・エネルギーなど、産業社会における技術基盤を支えるための幅広い基礎的な学問を修め、国際化に対応できる最先端の科学技術開拓を担える高度専門人材を育成します。

所定の授業科目及び124単位以上を修得した者で、下記のプログラムの到達目標に示された能力を有すると認められる者に、学士(工学)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • (A1)多種多様な文化、経済、政治、人間、および自然などと科学技術の相互関係を理解し、科学技術の位置付け・意義について把握できる。
  • (B1)数学、および自然科学に関する基礎知識を修得し、専門分野においてどのように応用されるかを理解している。
  • (B2)総合工学技術、コンピュータやプログラミング、情報セキュリティに関する基礎知識を修得し、専門分野においてどのように応用されるかを理解している。
  • (C1)電磁気学、電気回路などの電子情報通信工学の基礎知識を修得している。

当該分野固有の能力

  • (A3)現在の社会が電気電子・情報通信技術者に要求する問題点と課題を理解し、それらの解決にあたり実際に経験する問題点と課題について認識できる。
  • (C2)電子情報通信工学の基礎知識がエレクトロニクス、情報通信および電力など専門領域のどのような課題に応用されるかを理解できる。
  • (C3)上記専門領域の基礎技術がどのように組み合わされて実際の工業製品が作り出されているか、また電気電子・情報通信システムが構築されているかを理解できる。

汎用的能力

  • (D1)自ら実験を計画し遂行し、実験データを正確かつ工学的に解析・考察した上で、結果を分かり易く定められた期日までに的確に報告できる。
  • (D2)要求にあった課題を設定し、専門的知識・技術を駆使して理解、分析、考察した上で、創造を発揮して問題解決へのプロセスを的確に設計できる。
  • (E1)日本語による論理的な記述ができる。
  • (E2)他人の主張を理解することに努め、自分の考えを論理的に説明することや発表することができ、かつ他人と討論ができる。
  • (E3)科学技術関連の英文資料を理解でき、また技術文章の英語表現ができる。

態度・姿勢

  • (A2)技術者として必要とされる倫理観と責任を理解し、科学技術の人類の幸福への貢献について考える態度を備えている。
  • (D3)課題に対して自発的・自主的に学習し、探求心を持ち、継続的に学習する姿勢を備えている。
  • (F1)グループでの作業において、自分のなすべき行動を判断し、作業を実行できる。
  • (F2)グループでの作業において、他者の果たすべき役割を理解し、適切な働きかけができる。

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成

本プログラムは4年制で、おおむね第1学年、第2学年から第3学年、第4学年と学習内容から大きく3期に分けられます。教養系科目の卒業基準36単位中約7割の25単位、学部専門系科目の卒業基準82単位中約9割の74単位が必修もしくは選択必修です。(A)多面的に物事を捉える能力、技術者としての倫理・責任の自覚力、および電気電子工学と社会との係わりについての理解力(B)数学、自然科学、および情報技術に関する基礎知識と応用力(C)電気電子工学に関する基礎知識と応用力(D)実験の計画的遂行能力、課題の設定・達成能力、および自主的・継続的学習能力(E)日本語による論理的な記述と発表・討議などの能力、および英語によるコミュニケーション基礎能力(F)グループでの作業における判断力および実行力を養う教育課程を編成しています。

学修内容・方法

第1期1年次には外国語や人文社会・教育科学科目も含む教養系科目を幅広く学びます。同時に、学習上のアドバイスが受けられる大学学習法(工学リテラシー入門)を受講します。第2期2年次から3年次の終了までに、電子情報通信工学習得に必要となる専門基礎科目を履修することにより、電子情報通信工学に関連する数学および物理学に関する基礎知識を身に付けます。続いて、電磁気学、電気回路等の専門応用科目を履修することにより、先端的な内容を含む電子情報通信工学の応用分野を学修します。また、電子情報通信実験および電子情報通信設計製図を履修することにより、未知なる課題に対して、解決のための実験方法の立案、実験の実施、実験結果の解析及び報告書作成が行える能力を身に付けます。他に、施設見学や特別講義、インターンシップなどの選択科目を通してキャリアに対する意識を涵養します。第3期4年次に、卒業研修及び卒業研究を履修することにより、電子情報通信工学に関する課題を解決できる能力を修得します。

学修成果の評価方法

 本プログラムの学習成果である基礎学力については主に第1期1学年から第2期3学年の授業における筆記テストおよび課題レポートによって能力を点数化し評価します。国際的に通用する専門的能力と科学技術開拓能力については、第2期3学年のPBL科目「電子情報通信設計製図」における制作物、レポートおよびプレゼンテーション、第3期4学年における「卒業研修」でのレポートと中間発表の点数化により中間評価します。また、第3期4学年の「卒業研究」では未知なる問題への取り組みに関する進捗状況報告、及び成果報告としての卒業論文および卒業発表を点数化し評価します。各科目の学習内容・水準については、国際的な工学教育認証団体であるJABEEによる認証を受けています。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める学力と入学者選抜方法

入学者に求める学力

学力の3要素である①「基礎的・基本的な知識・技能」、②「思考力・判断力・表現力など」、③「主体性・多様性・協働性」の3つを高校までに修得し、さらに入学後にこれらの学力を主体的に伸ばすための能力を持った学生を求めています。具体的には、工学の基礎から先端技術に関する専門的知識の習得、及び多様な知識の習得を目指す意欲と行動力を持った人の入学を希望します。そのためには、高校で基本的な知識を身に付けるとともに、思考力・判断力を養い、主体的かつ周囲と協調できる姿勢を身に付けていることが望まれます。

選抜方法

一般選抜(前期日程)

基礎的な知識の評価を重点的に行い、高等学校卒業レベルの基礎学力を有するとともに、専門分野に関連する科目への高い理解力・応用力を持つ学生を選抜する。大学入学共通テストにおいては、5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査においては、数学、理科、英語を課し、工学分野を学ぶ上で特に重要な科目への理解力と応用力を評価する。これらと調査書の内容を総合して評価する。

一般選抜(後期日程)

基礎的な知識及び主体的な学習意欲の評価を重点的に行い、高等学校卒業レベルの基礎学力を有するとともに、勉学意欲と工学分野への高い関心を持つ学生を選抜する。大学入学共通テストにおいては、5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査においては、面接を行い、主体的に工学分野を学ぶ意欲と能力を評価する。これらと調査書の内容を総合して評価する。

総合型選抜

大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び高等学校等内外での活動に係る主体性と表現力等を持ち、本プログラムの工学分野に関する基礎から先端技術にわたる専門的知識及び多様な知識の習得を目指す意欲と行動力を持った学生や、社会の諸問題に対して興味・関心を持ち、工学分野の専門的知識を駆使してそれらの問題の解決策を考える意欲と行動力を有する学生を選抜する。出願書類(活動報告書に基づいた自己推薦書)においては、勉学意欲・関心、志望動機、主体性等を評価する。小論文においては、思考力、表現力、工学分野に関する知識等を評価する。面接(自己推薦書の内容に基づいたプレゼンテーション及び口頭試問を含む)においては、思考力、表現力、勉学意欲、志望動機、主体性、大学における勉学に必要な基礎学力を評価する。

学校推薦型選抜Ⅰ

高等学校で学んだ専門分野の基礎知識(該当する出願要件で出願する志願者に限る)、大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び主体性を持ち、本プログラムの工学分野への高い関心を有する学生を選抜する。面接(口頭試問を含む)においては、基礎学力、勉学意欲、志望動機及び専門への関心の高さと適正を評価する。出願書類(推薦書、調査書、活動報告書等)においては、学業成績や主体性等を評価する。

学校推薦型選抜Ⅱ

大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び主体性を持ち、本プログラムの工学分野への高い関心を有する学生を選抜する。面接においては、勉学意欲、志望動機及び専門への関心の高さと適正を評価する。大学入学共通テストにおいては、3教科3科目の試験を課し、大学における勉学に必要な基礎学力を評価する。出願書類(推薦書、調査書)においては、学業成績や主体性等を評価する。