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工学部の三つのポリシー(材料科学プログラム)

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質・能力)

このプログラムでは、物理学と化学の基礎を身につけ、複雑化した工学及び材料科学の課題から問題点を抽出して解決できる高度専門人材を育成します。

本プログラムの修業年限以上在学し、 所定の授業科目及び124単位以上を修得した者で、 下記のプログラムの到達目標に示された能力を有すると認められる者に、 学士(工学)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識・理解

  • 数学(解析学・線形代数)に関する知識を習得し、これを活用することができる。
  • 物理学(力学・電磁気学・量子力学・統計力学)に関する知識を習得し、これを活用することができる。
  • 化学(無機化学・有機化学・物理化学・分析化学・高分子化学・生物化学)に関する知識を習得し、これを活用することができる。
  • 電子工学(半導体・電子回路)および機械工学(材料組織学・材料評価学)に関する知識を習得し、これを活用することができる。
  • 基礎知識を活用して自主的、継続的に学ぶことができる。

当該分野固有の能力

  • 材料機能を発現させる材料物性に関する学術体系を、原子・分子から理解し予想できる。
  • 材料機能を作り込む材料開発に関する学術体系を、原子・分子から理解し予想できる。
  • 材料工学に関する専門的学問・技術を身に付け、材料機能を解明できる。
  • 材料工学に関する専門的学問・技術を活用し、新たな課題解決に応用できる。
  • 専門知識を活用して自主的、継続的に学ぶことができる。

汎用的能力

  • グループでの共同作業を通して、協力して互いに能力を高め合い、要求された課題を達成できる。
  • 自らの考えを的確に記述・表現し、他者と建設的に討議できる。
  • 専門分野に関する英語の読み書きおよびコミュニケーションができる。

態度・姿勢

  • 様々な文化・学問に触れあうことができる。
  • 技術者としての倫理・責任を自覚することができる。
  • 科学技術の人間社会や環境に及ぼす影響と効果を多面的に理解・予想できる。

カリキュラム・ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成、学修内容・方法

1年次では、外国語や人文社会系科目を含む教養系科目、工学全体を俯瞰するための工学部共通科目、及び化学材料分野別科目を学びます。そのために、大学学習法(工学リテラシー入門)におけるアクティブラーニングを通じた、主体的に学修する学生への転換教育、総合工学概論や総合技術科学演習による複数分野の基礎知識・基礎技能を獲得させる基礎教育、技術者や研究者の心がまえに関する倫理教育、及び専門分野を学ぶ上での基礎となる数物化系・社会科学系・情報リテラシーに関する科目を学修します。1年次後半から2年次に専門基礎科目を履修することにより、材料科学に関連する数学、物理学、化学及び材料学に関する知識と応用力を身に付けます。2年次からの物理・電気系及び化学・機械系の専門応用科目を履修することにより、先端的な内容を含む材料科学の応用分野を学修します。3年次に、材料科学実験Ⅰ及びⅡ並びに材料科学PBLを履修することにより、未知なる課題に対して、解決のための調査と実験方法の立案、実験の実施、実験結果の解析及び課題解決のための報告書作成ができる能力を身に付けます。4年次に卒業研修及び卒業研究を履修することにより、材料科学に関する課題を解決できる能力を修得します。さらに国際工学概論や海外研修などを履修することによりグローバルなエンジニアリング・デザイン能力を培います。

学修成果の評価方法

各学生の学修成果は、半年ごとに各学生が作成するNBASのアセスメントシートによって、プログラムの到達目標および個人の長期目標に対する到達度合いとして学生本人および教員が認識できるようにします。最終的には、工学部規程および同細則に記載されている材料科学プログラムの第4年次進級基準および卒業資格基準に照らし合わせて評価します。

アドミッション・ポリシー

入学者に求める学力と入学者選抜方法

入学者に求める学力

学力の3要素である①「基礎的・基本的な知識・技能」、②「思考力・判断力・表現力など」、③「主体性・多様性・協働性」の3つを高校までに修得し、さらに入学後にこれらの学力を主体的に伸ばすための能力を持った学生を求めています。具体的には、工学の基礎から先端技術に関する専門的知識の習得、及び多様な知識の習得を目指す意欲と行動力を持った人の入学を希望します。そのためには、高校で基本的な知識を身に付けるとともに、思考力・判断力を養い、主体的かつ周囲と協調できる姿勢を身に付けていることが望まれます。

選抜方法

一般選抜(前期日程)

基礎的な知識の評価を重点的に行い、高等学校卒業レベルの基礎学力を有するとともに、専門分野に関連する科目への高い理解力・応用力を持つ学生を選抜する。大学入学共通テストにおいては、5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査においては、数学、理科、英語を課し、工学分野を学ぶ上で特に重要な科目への理解力と応用力を評価する。これらと調査書の内容を総合して評価する。

一般選抜(後期日程)

基礎的な知識及び主体的な学習意欲の評価を重点的に行い、高等学校卒業レベルの基礎学力を有するとともに、勉学意欲と工学分野への高い関心を持つ学生を選抜する。大学入学共通テストにおいては、5教科7科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査においては、面接を行い、主体的に工学分野を学ぶ意欲と能力を評価する。これらと調査書の内容を総合して評価する。

総合型選抜

大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び高等学校等内外での活動に係る主体性と表現力等を持ち、本プログラムの工学分野に関する基礎から先端技術にわたる専門的知識及び多様な知識の習得を目指す意欲と行動力を持った学生や、社会の諸問題に対して興味・関心を持ち、工学分野の専門的知識を駆使してそれらの問題の解決策を考える意欲と行動力を有する学生を選抜する。出願書類(活動報告書に基づいた自己推薦書)においては、勉学意欲・関心、志望動機、主体性等を評価する。小論文においては、思考力、表現力、工学分野に関する知識等を評価する。面接(自己推薦書の内容に基づいたプレゼンテーション及び口頭試問を含む)においては、思考力、表現力、勉学意欲、志望動機、主体性、大学における勉学に必要な基礎学力を評価する。

学校推薦型選抜Ⅰ

高等学校で学んだ専門分野の基礎知識(該当する出願要件で出願する志願者に限る)、大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び主体性を持ち、本プログラムの工学分野への高い関心を有する学生を選抜する。面接(口頭試問を含む)においては、基礎学力、勉学意欲、志望動機及び専門への関心の高さと適正を評価する。出願書類(推薦書、調査書、活動報告書等)においては、学業成績や主体性等を評価する。

学校推薦型選抜Ⅱ

大学における勉学に必要な基礎学力、思考力、勉学意欲、明確な志望動機及び主体性を持ち、本プログラムの工学分野への高い関心を有する学生を選抜する。面接においては、勉学意欲、志望動機及び専門への関心の高さと適正を評価する。大学入学共通テストにおいては、3教科3科目の試験を課し、大学における勉学に必要な基礎学力を評価する。出願書類(推薦書、調査書)においては、学業成績や主体性等を評価する。