このページの本文へ移動
  1. ホーム
  2. 総合学術研究科 自然科学専攻 ひと脳・健康科学プログラム

総合学術研究科 自然科学専攻 ひと脳・健康科学プログラム

脳神経科学および健康科学を基盤とし、認知症をはじめとする多様な脳疾患の予防・治療、健康寿命延伸、デジタルヘルス技術活用等を通して、高齢化社会の社会課題解決に貢献する高度専門人材・研究教育者を育成するプログラムです。

紹介動画

概要と人材育成目標

ひと脳・健康科学プログラムは、「新潟学際型」の学位プログラムです。新潟大学の特色と強みを活かし、学際的かつ大胆に新たな学問分野を切り開く個性的なプログラムです。

取得できる学位:修士(理学)、修士(学術)です。

プログラムが養成する人材像:脳神経科学および健康科学に関する高度な専門知識と、学際的素養、トランスファラブルスキルを兼ね備え、自ら課題を発見し探究できる専門職業人・研究者を養成します。具体的には、認知症予防・治療や健康寿命延伸に貢献できる専門家、そしてデジタルヘルス・AIで社会実装を先導する実践者を目指します。
修了時にどのような資質・能力を身につけることを目標にしているかの詳細は、3つのポリシーにおけるディプロマ・ポリシーをご確認ください。

想定される入学者の主な出身学部:理学系(生物学プログラム、自然環境科学プログラムなど)、人文学系(心理学など)、工学系の学問分野を学んだ方々を想定しています。

入学者にどのような資質・能力を求めているかの詳細は、3つのポリシーにおけるアドミッション・ポリシーをご確認ください。

カリキュラムの特徴と修了後の進路

学べる・研究できる主な内容:脳神経科学および健康科学を基盤とした幅広い教育研究を行います。具体的には以下のテーマを深く学べます。

  • ひと脳神経科学:PET・MRI・脳波による脳病態解析や人の心の仕組みの理解など。
  • デジタルヘルス科学:イヤホン型の迷走神経刺激装置の開発など。
  • 最先端の神経病態科学:認知症などの病態解明やAIを駆使したデジタル創薬など。

カリキュラムの詳細は、3つのポリシーにおけるカリキュラム・ポリシーをご確認ください。

想定される進路:修了後は、以下の分野で活躍することが期待されています。

  • 博士後期課程(3年課程)または医学系博士課程(4年課程)への進学
  • 大学や研究機関等での神経科学・公衆衛生・医工連携分野の研究者
  • 医療・ヘルスケア産業(デジタルヘルス企業、製薬会社、医療機器メーカー等)での研究開発職

特記事項:

  • 本学附置の「脳研究所」が、本プログラムの教育研究をバックアップします。
  • 新潟大学の旭町地区にある脳研究所で講義・研究室活動を実施します。
  • 医学系博士課程(4年課程)への進学も想定したカリキュラム設計がされています。

プログラム担当教員による研究例紹介

ひと脳・健康科学プログラムの担当教員による研究例の一例を紹介します。新潟大学旭町キャンパスに位置する脳研究所では、長年にわたり日本の脳研究をリードしてきました。

  • イヤホン型の迷走神経刺激装置やウェアラブルデバイスによるヘルスケア技術開発
  • 生物組織透明化技術による時空間・分子統合解析技術の開発
  • AIを活用したデジタル創薬
  • 音楽や言語などのヒト脳高次機能の神経基盤の解明
  • 絶対音感や共感覚など特別な脳機能のしくみの解明
  • 動物の非侵襲脳波記録によるヒト脳進化のしくみの解明
  • タウ/アミロイドPETによる神経変性疾患の分子イメージング
  • 加齢による脳内環境変容メカニズムの解明
  • 脳内リソソーム機能を評価する新規PETイメージング技術開発

本プログラムには多数の教員が所属しており、ここで紹介した以外にも多様な研究が展開されています。詳しくは各教員のホームページ等をご覧ください。

担当教員一覧についてはこちら

3つのポリシー

3つのポリシーとは、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)の3つを指します。本プログラムがどのような人材を育成したいのか、どのような教育を行うのか、どのような学生を受け入れるのかを示す方針です。
詳細はこちらをご覧ください。