医学部医学科の学生が,肝疾患症状改善効果のある筋力アップダンスを創作しました
本学大学院医歯学総合研究科の寺井 崇二教授が座長を務めたNSTゆめホール市民公開講座健康セミナー「肝炎について勉強しよう!」のスペシャルプログラムで,医学部医学科5年の栗原 美紗樹さんが創作した筋力アップダンス「ゆめだんす」が発表されました。
「ゆめだんす」は,消化器内科での臨床実習を通じて,肝疾患におけるサルコペニア(加齢や疾患により,筋肉量が減少することで,握力や下肢筋・体幹筋など全身の筋力が低下すること)対策の筋力アップを目的とした運動の開発を考えていた寺井教授と,新潟大学医歯学ダンス部「魂舞」に所属している栗原さんが出会い,誕生したものです。
振付を担当した栗原さん(右)とダンスに参加した服部さん(左)
寺井教授から依頼を受けた栗原さんは,「楽しくできなければ意味がない」をコンセプトとし,年齢を問わず大腿筋や上腕筋などの大きな筋肉を無理なく動かすことができる「運動とダンスの中間」の運動量の振り付けを考えました。
シンガーソングライターの鈴木太郎さん(新潟県立大学3年)が作詞・作曲した歌にあわせて,普段行わない動きや,二人組になって行う動き,また,新潟を連想させる動きとして,歌詞の「願いを込め(コメ)て」や「わらいす(ライス)ごそう」では,おにぎりを握る動きなども取り入れました。栗原さんや服部さんは,今後,病棟でも踊れるように工夫していきたいと考えているそうです。
「ゆめダンス」を踊る新潟大学消化器内科のメンバー
左から川合 弘一総括医長,中野 応央樹先生,寺井教授,医歯学総合病院研修医の松本 伸先生,布施 拓也 先生
栗原さん,服部さんの他にも医学部医学科5年の菅谷さん,熊谷さんも参加しています。
当日公開された「ゆめだんす」はこちら(NSTホームページ)から視聴できます。
ダンスの監修を行った寺井教授は,「医師は患者さんにとって,信頼できるリーダーでなければならない。今回のダンスを創作するというチャンスを見事に活かした経験は,今後の臨床実習にも大きく役に立つと信じている」と話し,学生たちの今後の活躍に期待していました。
寺井教授の研究室にて。左から寺井教授,服部さん,栗原さん
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