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工学部の岡徹雄教授らが平成29年度日本学術振興会「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」に採択されました

2017年10月17日 火曜日 研究成果

1.「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」とは

大学等研究機関が、海外のトップクラスの研究機関と世界水準の国際共同研究を行うことを通じて、相手側への若手研究者の長期派遣と相手側からの研究者招へいの双方向の人的交流を展開することで、国際共同研究ネットワークの核となる優れた研究者を育成し、我が国の学術の振興を図ることを目的とした事業です。

関連リンク:日本学術振興会Webサイト

2.採択課題の概要

採択課題名は、「極端技術に基づく超伝導交流損失の低減をねらう国際共同研究ネットワークの強化」です。

地球規模のエネルギー問題の解決に向けた究極の省エネ技術が超伝導であり、新しい超伝導体の多くが日本人研究者によって発見されるなど、日本の超伝導技術は世界で最も進んだ水準にあります。電気抵抗がゼロとなる超伝導状態にあっても、交流印加時の抵抗はゼロではないため、モータなど実用的な交流機器への応用にあたっては、その損失を低減することが最も大きな課題の一つです。日本海側で最大級の極低温施設をもつ新潟大学は、極低温の研究が盛んであり、工学部の岡徹雄教授を中心とする研究グループは、物質・材料研究機構の名嘉節主席研究員ならびに足利工業大学の横山和哉教授らと共同して、「極端技術」を駆使し、国内外に多くの研究実績を積んできました。ここで、「極端技術」とは従来の産業技術に比較してさらに大電流、強磁場、超高圧などの極端な物理環境下での利用技術を指します。しかしこれまで、これらの極端技術に関する包括的な連携相手は国内におらず、研究者らは個々に活動していました。また、世界のトップ研究グループへのアクセスが十分ではないために、自らがもつ日本トップレベルの応用技術を活かせないという課題もありました。

そこで、本事業では、上述の日本側研究機関と、ドイツ、フランス、オランダの世界トップレベルの研究機関との間で研究者の派遣・招へいを行うことにより、国際的な双方向ネットワークを強化します。日本側が有する極端技術と、海外の研究機関が有する超伝導交流エネルギーに関する材料技術や超高圧下での物質合成ならびに評価技術との融合により、超伝導交流損失の低減を目指して世界トップレベルの研究を展開します。本取組により、国際共同研究ネットワークの核となる優れた研究者の育成、ひいては我が国の学術の振興につながることが期待されます。

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本件に関するお問合わせ先

新潟大学総務部総務課広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539