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平成30年度入学式を挙行しました

2018年04月03日 火曜日 トピックス

4月3日(火),新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて,平成30年度入学式を挙行し,新入生とご家族等合わせて約6,000人が出席しました。
今回,本学に入学した者は,学部2,444人,大学院修士課程・博士前期課程571人,大学院博士課程・博士後期課程132人,大学院専門職学位課程20人,養護教諭特別別科47人の合わせて3,214人です。

式では,髙橋学長から,「大学生となったこれからは、“主体性”を持った“能動的な”学修により、自ら課題を模索し、正面から向き合い、解決策を探して実行する力を身につけて行かなくてはなりません。広い視野に立って、深く物事を考える姿勢を身につけてください。自分自身を客観的な視点で見たり、他者の立場で考えたり、今まで以上に多面的に、かつ深く物事を考えてみてください。」との告辞が述べられました。
これに対して,新入生を代表して,人文学部の青木亮子さんから,「大学生として真理を究める姿勢を持ち続けることが,私たちに求められる社会での役割です。誇りと責任を持って行動していきたいと思います。多くの方々の支えに感謝しながら日々を大切に過ごしていくことをここに誓います。」との宣誓が述べられました。

ご入学,誠におめでとうございます。
皆さんのこれからの学生生活が実り多きものになりますよう,応援しています。

学長告辞

新入生の皆さん、新潟大学への入学、おめでとうございます。

新潟大学のすべての教職員を代表して、皆さんに心より歓迎の意をあらわすとともに、これまでの努力に敬意を表したいと思います。
あわせて、新入生の皆さんを温かく見守り、支援をして来られたご家族の皆さまにも、心からお祝いを申し上げます。また、本日ご列席いただきました、同窓会をはじめご関係の皆さま方にも、深く御礼を申し上げます。

この度、新潟大学に入学を認められましたのは、外国からの留学生68人を含め、学士課程では2,444人、大学院修士課程では571人、大学院博士課程では132人、大学院専門職学位課程では20人、養護教諭特別別科では47人、総計3,214人であります。
皆さんは、今日から大学生・大学院生として、人生の新たなステップを踏み出します。今は、喜びと期待感でいっぱいと思います。どうぞ、その新鮮な気持ちを、いつまでも忘れないでいて下さい。

本学は今から遡ること約150年前に、前身となる学校が開設され、昭和24年に新制国立大学として発足しました。長い歴史と豊かな伝統を育み、現在は、十の学部、六つの大学院研究科、脳研究所、災害・復興科学研究所、ならびに医歯学総合病院を有し、学生数約13,000人、教職員数約3,000人を擁する全国有数の大規模総合大学に発展してきました。

新潟大学は、豊かな自然に満ちた広大な越後平野に囲まれ、本州日本海側で唯一の政令指定都市である新潟市に立地し、学問や研究に適した恵まれた環境の中で、日本海側地域から対岸のアジア地域に展開する知の拠点として存在しています。
本学は、「自律と創生」を全学の理念に掲げ、教育、研究及び社会貢献を通じて、地域や世界の着実な発展に貢献する「真の強さを学ぶ。」大学として、その役割を果たしてきました。教育の基本的目標を、精選された教育課程を通じて、豊かな教養と高い専門知識を修得して時代の課題に的確に対応し、広範に活躍する人材を育成することに置いており、ものごとを総合的に判断し、課題を見つけてそれを解決する力や、汎用的能力を身につけた学生を育てています。

新潟大学は、多様な学びや、教科書にないことを身につけられる研究機会によって、「想像力」と「創造力」を仲間と磨き合うことができ、自信に満ちた思いやりのある人間へと成長することができる大学です。新潟大学で学んだ者は、タフでありしなやかでもある真の強さを持ち、人生の課題に立ち向かうことができます。

これまでの高校生活においては、与えられた課題に対して対応するという、どちらかというと“受動的な”学びであったかも知れません。大学生となったこれからは、“主体性”を持った“能動的な”学修により、自ら課題を模索し、正面から向き合い、解決策を探して実行する力を身につけて行かなくてはなりません。それは決して簡単なことではなく、正解がないこともあります。広い視野に立って、深く物事を考える姿勢を身につけてください。自分自身を客観的な視点で見たり、他者の立場で考えたり、今まで以上に多面的に、かつ深く物事を考えてみてください。
幸いなことに、皆さんが入学した新潟大学は、全国だけでなく、世界各国から多様な学生が入学する総合大学です。同時に、あらゆる分野の専門性を備えた教員が、皆さんの教育を担当しています。同級生や先輩、教職員たちと積極的に交流し、素直な気持ちで意見交換し、互いに切磋琢磨しながら、自分の視野や能力を拡大するよう努めてください。

また、在学中に海外へ留学することも強く勧めたいと思います。短期、長期に関わらず海外での生活は、皆さんの視野や可能性を広げてくれます。私自身も、新潟大学2年次の夏休みに、新潟から船で、当時のソビエト連邦に渡り、モスクワを経由してヨーロッパに行きました。モスクワ大学、パリのソルボンヌ大学、ドイツのハイデルベルク大学を訪問したことは、大きな刺激となりました。
本学には、多彩な留学プログラムが用意されています。留学を通して、外国語に堪能になっただけでなく、大きく成長した皆さんの先輩たちを何人も見ています。是非、積極的に留学プログラムを活用してください。

さて、社会で「グローバル人材」の育成が求められて久しいですが、これは国際交流の活発化、経済活動のグローバル化、人々の意識のボーダレス化などが要因です。社会や経済の構造は大きく変化し、国境を越えて高度かつ複雑に絡み合い、予測のつかない展開が生まれています。
加えて、現在の社会においては、知識・情報・技術が極めて重要な「知識基盤社会」であり、“豊かな教養”と“高い専門知識”に加えて、“高度な語学力”と“異文化適応力”を身につけ、地域社会から国際社会まで貢献できる人材、真の国際人が求められています。
さらに、ICT、IoT、AI等の爆発的な普及により、Society 5.0とも称される近未来社会においては、これまでなかった新たな職業が生み出されていくことが確実です。そのような時代に適応可能な、タフでありしなやかでもある次世代の人材を目指してほしいと思います。

また、これからの大学生活では、学問ばかりでなく、クラブ活動やボランティアなどの課外活動も大切です。本学の学友会には、多数のクラブやサークルが用意されています。全国大会のみならず海外での世界大会にも参加し、活躍を報告してくれるものも少なくありません。
課外活動によっても、協調性やリーダーシップを身につけ、多くの友人を得てください。大学時代に得た「我が友」は、一生涯の財産であり、皆さんの今後の人生を豊かなものにしてくれます。
学生生活を有意義なものとするためには、今から卒業までに、自分がどのように成長して行きたいかを考え、大学生活のイメージを組み立ててみてください。もちろん、途中で修正することはあるでしょう。自分がどう成長してきたかを振り返って、そこからどうして行くかを常に考える習慣を作ってください。大学生活は、長いようで短いものです。この貴重な時間を、有意義に過ごしてください。

ところで、本学の学生は必ずしもそうではないと思いますが、大学生の読書離れが指摘されています。学生生活だけでなく、これからの人生をより良質なものにするためにも、読書は重要です。自分の専門領域にとらわれず、広く人文社会科学、自然科学、生命科学全般にも目を向けて頂きたいと思います。本学の図書館は、年間延べ利用者数が100万人を超えています。積極的に活用してください。

さて、わが国は7年前に、東日本大震災と原発事故と言う未曽有の災害を経験し、その復興も未だ途上です。加えて、世界ではポピュリズムの台頭、テロリズム、難民問題、自然災害、エネルギー、環境、感染症、食糧等の諸問題、国内では「ものづくり大国日本」の信用を失墜させる検査の不正、さらには大学等研究機関における論文の捏造問題といったニュースが続いています。これらは人類の全体の生存と尊厳を揺るがし、世界的な経済不安を招き、国家間の多発的な紛争の要因にも繋がっています。
このような状況の中、次の世代を担う皆さんには、社会から大きな期待が寄せられています。自分自身がどのように社会に貢献できるのか、これからの学生生活を通じてじっくりと考え、深い学識と高度な専門性を培ってください。

これから皆さんが経験する大学生・大学院生という時期は、人生で最も活力と希望にあふれ、多くの可能性が芽生える、何ものにも代え難い期間です。皆さんの成長のために、われわれ教職員一同は努力を惜しむことはありません。
最後に、新入生の皆さんが、実り豊かな、活発で明るい大学生活を過ごし、大きく飛躍されることを祈念し、私の告辞といたします。

本日は誠におめでとうございます。

平成30年4月3日
新潟大学長 髙橋 姿

入学生代表宣誓

春の日差しが心地よい季節となりました。本日はこのように盛大な入学式を挙行していただき,心より感謝申し上げます。

現代は情報技術の発展に伴い,様々な価値観が洪水のように押し寄せる時代です。際限なくやってくる問題に対し,的確な判断を下すのがとても困難になっています。だからこそ私たちは,本当の「知性」を身につける必要があります。人工知能の進歩が目覚ましい今,改めて人間の存在意義とは何かが議論されています。私は,人間・社会・文化を対象として学ぶことにより多角的・総合的な視野を養いたいと考え,人文学部を志願いたしました。先人達が残した文献やフィールドワークを通して,社会全体を把握する力を身につけたいと思います。人と人との繋がりを見つめ直すことこそが,今必要とされる「知性」を磨く第一歩だと確信しているからです。

今日から新潟大学の一員としての生活が始まります。大学生として真理を究める姿勢を持ち続けることが,私たちに求められる社会での役割です。誇りと責任を持って行動していきたいと思います。多くの方々の支えに感謝しながら日々を大切に過ごしていくことをここに誓い,宣誓の言葉といたします。

 

平成30年4月3日
入学生代表
人文学部人文学科 青木亮子

本件に関するお問合わせ先

新潟大学広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539