このページの本文へ移動

歯学部の前川知樹准教授(研究推進機構・研究教授)が令和2年度文部科学大臣表彰を受賞しました

2020年04月17日 金曜日 研究成果

歯学部の前川知樹准教授(研究推進機構・研究教授)が、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者が対象となる、令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」(応募者数353名、授賞者数97名)を受賞しました。「科学技術分野の文部科学大臣表彰」は、文部科学省が科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を顕彰するもので、若手科学者賞の受賞は本学において前川准教授が初となります。

前川知樹准教授(研究推進機構・研究教授)

氏名

前川 知樹

所属・職名

歯学部高度口腔機能教育研究センター・准教授
研究推進機構・研究教授

業績

【内因性抗炎症分子の再誘導による炎症性疾患治療法の基盤研究】

歯を支える組織や骨を破壊する疾患である歯周炎は、歯の喪失による生活の質の低下に限らず様々な全身疾患の発症および増悪に寄与することが示唆されており、超高齢社会における健康寿命の延伸を実現する上で、歯周炎と関連疾患の制御は重要な課題である。
氏は、口の中に存在する極少量の細菌が常在菌叢の恒常性を破綻させることで疾患を発症させるKeystone細菌を見出し、Keystone細菌に特異的な治療法を考案した。さらに炎症と骨破壊を同時に制御する内因性抗炎症分子の新作用機序と生体内での自律的な誘導方法を見出した。
本研究成果は、耐性菌を増やすことのない選択的なオーダーメイド感染症治療を可能にするだけでなく、歯周病と全身疾患の連関証明と治療方策、さらに歯周病を含む肺炎やリウマチ関節炎等の炎症性骨破壊疾患に対する分子標的薬の研究開発への展開が可能であると期待される。

【関連サイト】
令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について(文部科学省WEBサイト)

本件に関するお問い合わせ先

歯学部事務室総務係
電話 025-227-2808