ニンジンの摂取と低肥満度を結び付ける遺伝子型を同定
研究成果
本学医学部血液・内分泌・代謝内科研究室の藤原和哉特任准教授、曽根博仁教授らの研究チームは、肥満度と関連した野菜各種の摂取頻度と相互作用のある遺伝子多型(一塩基多型、SNP(注1))の分析を行いました。その結果、肥満度とニンジンの摂取頻度との関連に影響を及ぼすSNPが存在することを発見しました。本研究結果から、野菜摂取による体重の低下には個人の遺伝子多型が影響する可能性が示されました。
本研究成果のポイント
- 日本人を対象にしたゲノムワイド関連解析(注2)により、肥満度に関して各野菜の摂取頻度と相互作用のあるSNPsを検討した。
- ヒト12番染色体上のSNPのひとつであるrs4445711のGアレルをもつタイプにおいて、ニンジンの摂取頻度の増加が肥満度の低下と関連していることを見出した。
- 本成果は、野菜摂取による体重減量のメカニズム解明や、特定の野菜摂取により効果的に減量しやすい人の予測、などに役立つことが期待される。
【用語解説】
(注1)SNP:
Single Nucleotide Polymorphism. ある生物種集団のゲノム塩基配列中に1%以上の頻度で見られる一塩基が変異した多様性。
(注2)ゲノムワイド関連解析(GWAS):
ヒトゲノム全体のSNPsの遺伝子型を決定し、SNPsの頻度と病気や量的形質との関連を統計的に調べる方法。
研究内容の詳細
ニンジンの摂取と低肥満度を結び付ける遺伝子型を同定(PDF:673KB)
論文情報
【掲載誌】Nutrients
【論文タイトル】Carrot consumption frequency associates with reduced BMI and obesity by the SNP intermediary rs4445711
【著者】Kazuya Fujihara, Shun Nogawa, Kenji Saito, Chika Horikawa, Yasunaga Takeda, Kaori Cho, Hajime Ishiguro, Satoru Kodama, Yoshimi Nakagawa, Takashi Matsuzaka, Hitoshi Shimano, Hirohito Sone
【doi】10.3390/nu13103478
本件に関するお問い合わせ先
広報室
E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp
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