令和4年4月スタート!大学院日本酒学コース(博士前期課程)開設(※博士後期課程は令和5年4月開設)
大学院 日本酒学コースの概要
日本酒という対象を共通の軸として、自らの専門領域に加え、日本酒の原料・生産から販売・消費まで、さらには文化や歴史・伝統、健康に至るまでの幅広い多様な異なる領域を俯瞰した内容で文理融合型の教育研究を行います。
博士前期課程(令和4年4月開設)
自らの専門領域の知識・技術については専攻の科目により修得し、日本酒を軸とした幅広い知識と日本酒の基礎知識については「日本酒学固有科目」によって修得します。
「日本酒学固有科目」は「日本酒学概論I〜V」、「基礎・発展日本酒学実習」、「課題発掘・解決セミナー」により構成されています。「日本酒学概論I〜V」は、文系・理系の教員が連携しながら構築するオムニバスの講義であり、日本酒の原料・生産から販売・消費まで、さらには文化や歴史・伝統、健康に至るまでの幅広い多様な異なる領域を俯瞰した内容です。「基礎日本酒学実習」は、日本酒製造のための原料・醸造方法の専門的知見・知識を修得する実験室レベルでの実習です。「発展日本酒学実習」は、新潟県醸造試験場および酒蔵での日本酒製造等の実習であり、実社会で必要な課題解決・コミュニケーション能力を修得します。さらに、「課題発掘・解決セミナー」により領域横断的な課題追求力と問題解決能力を修得します。それらによって「文系・理系」という学問的区分にとらわれず、領域横断的な知識力と発想力をもった、イノベーション創出の中核となる文理融合型人材を養成します。
博士後期課程(令和5年4月開設)
自らの専門領域の高度な知識・技術については専攻の科目により修得します。
日本酒を軸とした幅広い知識と日本酒の専門知識については「日本酒学特論」によって修得し、「日本酒学国際特別研究」により国際性を修得します。
「日本酒学博士セミナー」に加え、「特定研究」や「総合演習」等の研究・演習科目において研究テーマを深め、領域横断的な高い課題追求力と問題解決能力を修得し、新たな価値創造につなげていきます。それらによって「文系・理系」という学問的区分にとらわれず、国際性とリーダーシップを兼ねそろえた高度な専門性を有する人材を養成します。
修了生の活躍の場
日本酒学コースで養成するのは、人文社会科学または自然科学の専門的知見及びその知見を活用する能力を有するとともに、日本酒の原料・生産から販売・消費まで、さらには文化や歴史・伝統、健康に至るまでの幅広い多様な異なる領域を俯瞰しながら全体を見渡し、社会課題の解決や新たな価値を創出するイノベーションを起こしうる人材(博士前期課程修了者)であり、さらに、国際性とリーダーシップを兼ねそろえた高度な専門性を有する人材(博士後期課程修了者)です。
日本酒学コースでは日本酒を対象としていますが、ここで修得した能力は多様な領域に展開できます。よって、日本酒学コースで輩出される人材は、醸造、流通、販売、商社等の日本酒業界にとどまらず、様々な分野での研究開発職、公務員、アカデミアでの研究者(博士後期課程修了者)としてや、コンサルティング会社、事業創造を含む未来産業分野等での活躍が期待されます。
日本酒学固有科目と日本酒学センター
日本酒学固有科目は、日本酒学センターの教員が中心となり運営します。日本酒学センター教員、各専門分野の学内教員及び外部講師により、講義・実習・セミナーが実施されます。
取得できる学位
博士前期課程:修士(学術)
博士後期課程(令和5年4月開設):博士(学術)
入試について
日本酒学コースに入学するためには、当面は希望する専門分野に応じて現代社会文化研究科(経済経営専攻)もしくは自然科学研究科(生命・食料科学専攻)の入学試験を受けてください。
入試に関する情報は、5月下旬に公表予定です。各研究科のホームページをご覧ください。
本件に関するお問い合わせ先
学務部教務課
電話 025-262-6650