理学部の椎野勇太准教授が2021年度日本古生物学会論文賞を受賞しました
理学部の椎野勇太准教授が、2021年度日本古生物学会論文賞を受賞しました。
本論文賞は、『Paleontological Research誌』の24巻1号(2020年)から25巻4号(2021年)に掲載された論文を対象に、最も独創性の高い優秀な研究論文として授与されたものです。当該論文では、宮城県に分布するペルム紀(約2億5千万年前)の地層から採集した円盤形の腕足動物が「新種」であることを提唱し、どのように泥の海底へ適応していたのかを復元しました。化石となる殻の埋まり方と腕足動物の特徴を統合的に検討し、化石生物の古生態を復元した模範的側面が評価されました。
椎野准教授のコメント
15年前、まだ私が大学院生だったときに難しすぎて諦めたテーマを、2020年3月に大学院博士前期課程を修了した増永正大君(筆頭著者)が救済してくれました。新種報告が認められたことも大変うれしいのですが、個人的には「Death」から始まる論文のタイトルと、きれいに作成した論文中の第13図を公表できたことがお気に入りです。
受賞論文
「Death or living assemblage? The middle Permian discinid brachiopods in the Kamiyasse area, Southern Kitakami Mountains, northeastern Japan」
掲載誌:Paleontological Research,25巻,3号,pp. 258–278, 2021年.
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椎野准教授(左)と筆頭著者の増永正大氏(右)

種の基準となる模式標本(学名:Orbiculoidea verum Masunaga & Shiino 2021)
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