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創生学部学生が魚沼基幹病院における課題解決のための企画、提案を行いました

2022年08月04日 木曜日 トピックス

本学創生学部では、学生が企業や自治体など、学外のフィールドに赴き、グループで活動を行う授業「フィールドスタディーズ」を行っています。1年次第2タームに実施するこの授業は、学生グループごとに現場の方々のサポートを得ながら課題を発見し、学生主体の企画や提案を行います。社会の課題を体感し、大学での学修意識の転換を図るものです。2022年度は14企業・機関に学生を受け入れていただきました。

魚沼基幹病院で学外学修を行った学生グループのテーマは「外国人患者さんがより安全で、安心して受診するために」。同病院では、近隣の国際大学の留学生や外国人就労者など日本語を話すことがほとんどできない外国人患者さんが多く受診し、冬期間は外傷による外国人旅行者の受診も多くなるため、コミュニケーションを図ることに苦慮しています。グループの学生3人は、病院スタッフには病院の課題について、国際大学の留学生には外国人患者さんとしての要望について聞き取り調査を行い、解決策について検討を重ねました。

7月21日(木)には学生の最終プレゼンテーションが同病院において実施され、鈴木榮一病院長、病院スタッフなど参加者約50人の前で学生が企画した解決策の提案を発表しました。学生が提案したのは、外国人患者さんのための受診ガイドの作成。プレゼン会場では、学生が実際に作成した受診ガイドのパンフレットが配付されました。このガイドでは、受診の流れ、紹介状、救急のかかり方などが英語で簡潔に分かりやすく案内されています。また、外国人患者さんが病院で迷わないように英語版の病院フロアマップもセットになっています。学生の発表後は、参加者から大きな拍手が贈られました。発表した学生は、「こんな大勢の方の前で、さらに大学の先生や学生以外の方の前で発表する機会は初めてだったので、とても貴重な経験になった。学生3人で協力して作り上げた受診ガイドのアイデアが病院で活用されたら嬉しい」と話していました。

フィールドスタディーズは、大学での事前学修・事後学修と学外学修で構成されており、学外学修を終えた各学生グループは、この後大学において事後学修として発表等を行いました。

発表を終えて(右から鈴木病院長、発表学生、吉澤初記同病院事務部長)
受診ガイドを掲げる学生

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広報室
E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp

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