工学部渡辺研究室の活動が、令和4年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞しました
本学工学部渡辺研究室(代表:渡辺哲也教授)の活動「視覚障害者のための触地図作成送付サービス」が、令和4年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞し、12月6日(火)に文部科学省を配信会場としてオンライン表彰式が開催されました。
「視覚障害者のための触地図作成送付サービス」は、平成22年度から通算12年にわたり実施されてきたもので、視覚障害を持つ方が手で触って地理情報を読み取ることができる「触地図」を、依頼に応じて作成し、これまで200枚以上を送り届けてきました。視覚障害を持つ方が、地域の地理やニュース等の報道を正確に把握することに役立つツールを長年継続して提供しており、地域貢献・障害者支援の点など先導性と有効性が高く評価され、この度の受賞となりました。
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活動への表彰について受賞報告を行いました
上記の表彰について、後日、渡辺教授、松原遥子さん(事務補佐員)、江口茉奈美さん(大学院自然科学研究科 博士前期課程1年 )が、12月14日(水)に牛木学長のもとを訪れ、受賞の報告を行いました。
渡辺教授は「個人や各地の点字図書館、盲学校等から望まれてきた活動であり、こうして評価されたことは大変嬉しい」と今回の受賞を報告しました。
また、松原さんが「この取組を通じて視覚障害を持つ方々をより意識するようになった」、江口さんが「触地図作成支援のためのアプリケーション改良を続けていきたい」と研究室の取組を報告しました。
牛木学長からは、「シンプルで地理情報がわかりやすく、美しいデザインの触地図。素晴らしい取組であり、今後もぜひ継続して活動を行ってほしい」との言葉が贈られました。
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左から松原さん、江口さん、渡辺教授、牛木学長
学長に報告を行う松原さん(左)と、江口さん(右)
牛木学長に受賞報告を行う渡辺教授
本件に関するお問い合わせ先
研究企画推進部産学連携課
電話 025-262-7554
E-mail onestop@adm.niigata-u.ac.jp