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令和5年度白衣式を開催しました

2024年01月09日 火曜日 トピックス

全国の医学部・医科大学では、臨床実習に臨む学生に対して、それまで習得した医学の知識と技能を評価する全国共通の試験(共用試験)を課しています。これは、医師の資格のない学生が患者さんに接して臨床実習を行うために最低限の知識・技能・態度が備わっているかについて、事前に学生の評価を行うものです。
この試験は、今年度より「公的な」試験として実施され、医師国家試験と同等の重要な試験に位置づけられています。合格者は、この試験によって認定された臨床実習生(医学)として、臨床実習への参加が許されることとなります。

このたび、この共用試験に合格し、臨床実習に参加することとなった医学部医学科の4年生に対し、白衣を授与し実習の門出を祝うとともに学生たちが決意を新たにする機会である「白衣式」を12月21日(木)に行いました。

 

臨床実習に参加する学生に白衣を贈呈する様子

この「白衣式」は、高い倫理感が求められる医療現場において、学生が医師となる者としての自覚を持ち、病院での実習を行うためのマナーや守秘義務に対して宣誓を行う重要な場でもあります。

式典では、染矢医学部長から学生たちに対し「医の倫理をよく理解し、医師となるための十分な自覚を持って患者さんに接する必要がある。医師に必要な心構えを肝に銘じ、実習に臨んでほしい」との訓示があり、共用試験合格証及び白衣の授与が行われました。
また、来賓の花角英世新潟県知事からは、「県民はこれから医師になる皆さんへの期待と信頼を寄せています。医師となる誇りと自信、強い責任感を持って、臨床実習を通じ大いに勉強し、研鑽を積み成長されることを期待しています」との言葉が贈られました。
学生一人ひとりに、教授たちとともに花角知事からも激励の言葉とともに大学の刺繍の入った真新しい白衣が掛けられると、学生たちは「頑張ります」と力強く応え、臨床実習に向けて気持ちを新たにしているようでした。
続いて学生たちは宣誓書に署名し、学生代表の近藤未来さんが、医学部長、医歯学総合病院長らを前に臨床実習を行う上での遵守事項を守ることを誓うとともに、「私たちは医師のプロフェッショナリズムを強く自覚し、日々進歩する医学の知識や技能を生涯に渡って学び続けることを誓います。」と決意を述べました。

最後に冨田医歯学総合病院長から、「臨床実習は、これまで学んだ医師としての知識、経験、スキルを磨いていく第一歩であり、発見、気づきの連続である。医療人の一員であることの責任を自覚し、他の職種との関係を築き、患者さんとその家族を思いやる医師になってほしい」との訓示がありました。
学生たちは、この1月から約一年半をかけて、本学医歯学総合病院などにおいて臨床実習に励み、医師免許取得に向けた実務を学んでいきます。

 

集合写真

本件に関するお問い合わせ先

医歯学系総務課 入試・臨床実習係
電話 025-227-2116

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